札幌GK中野小次郎が25歳の誓い「たくさん試合に出て、勝利をサポーターに届けられれば」
【コンサドーレ熊本キャンプ】
■3月6日、熊本・大津町運動公園球技場
5日に25歳の誕生日を迎えた北海道コンサドーレ札幌のGK中野小次郎が、新たな1年に向けて意気込みを語った。
「一番最初に祝ってもらえて良かった」
25回目の誕生日となった5日の夕食時にチームからバースデーケーキを贈られた中野。「あまりサプライズされることが無いので、うれしく思いました」と、チームメートやスタッフたちからの祝福を喜ぶ一方で、「今日(6日)も明日(7日)も選手の誕生日が続くので、一番最初に祝ってもらえて良かったですね。たぶんだんだんダレてくるんじゃないですか(笑)。今日、明日ぐらいに『また!?』みたいな(笑)」と、6日にMF青木亮太(28)、7日にMF長谷川竜也(29)と同じチームの3選手が3日連続で誕生日を迎える珍しい状況にジョークを口にする。
「楽しむ気持ちを忘れないようにしていきたい」
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新たな1年の目標に掲げるのは、なんと言っても公式戦への出場だ。「たくさん試合に出て、勝利をサポーターに届けられれば。その(勝利の)数をどんどん増やしていければいいなと思います」。特別指定選手としてプレーした2020年から4シーズンで積み上げたリーグ戦出場数は16。昨年は出場機会を求め当時J2の金沢に期限付き移籍したもののケガもあり出場3試合にとどまったが、その経験もまた自身の成長の糧としていく。「どんな状況でもサッカーを楽しむというか。(試合に)出られない期間が長かったりしてしんどい時間もありますし、もちろんずっと試合に出ている選手でも勝てない時期が続くとやっぱりしんどいですし。そういう時こそサッカーの本質的な楽しむ気持ちを忘れないようにしていきたいなと思います」。
高木が長期離脱、菅野、阿波加と切磋琢磨
現在札幌はGK高木駿(34)が左前十字靭帯断裂のため長期離脱中。GK菅野孝憲(39)、GK阿波加俊太(29)と3人で日々のトレーニングを行っている。「ケガをしたことはしょうがないので、3人でやれることをやっていくしかないです。誰が出てもいいパフォーマンスを出せるのがベストだと思うので、それをつくり上げていければいいかなと思います」。3人で力を合わせて切磋琢磨し、高木の思いと共に現状を打開していく。
22年11月以来の札幌ドーム凱旋へ
10日の浦和戦でメンバー入りを果たせば、中野にとっては22年11月5日の清水戦(4〇3)以来の札幌ドーム凱旋となる。「ドームの雰囲気も好きですし、サポーターの前でチームを勝利に導けるように頑張っていきたいです」。金沢での武者修行の成果をサポーターに示す日まで、背番号34は鍛錬を続けていく。