《SHINJOの信条》言うことなしおちゃん(笑)
■オープン戦 西武1-7日本ハム(3月7日、鎌ケ谷スタジアム)
―オープン戦負けなしの4連勝。きょうの勝利について
「言うことなしおちゃん(笑)。言うことないっしょ。あ、強いて言うならあと2点欲しかったね。(二回の)ノーアウト満塁で2、3点取って、ピッチャーで抑えて3対1くらいで勝っていたら良かったですね。守りもいいし、走塁もいいし、ピッチャーもいいし、打つ方もいいし。言うことが思いつかないかなぁ。何もしていないんで、僕は。強いて言うなら、髪を切って寒かったかな(笑)」
―先発の伊藤は
「伊藤くんもね、いろいろ試したいボールもあっただろうし、自分が思うようにマウンドで投げているような感じに見えたので、良かったんじゃないですか? あとは相手ピッチャーを見ていましたね。どういうピッチャーが、どういう感じで投げてくるのか、どういう攻め方をしてくるのか。あの、00番のヤン投手はどこの出身?」
―ドミニカ
「ドミニカ! へー。ちょっとね、モイネロくんに雰囲気が似ている。球も速いし。ちょっと面白いピッチャーじゃないですか」
―外国人が3人とも打点を挙げた
「きょう並べてみようかなと思って。スティーブン(スティーブンソン)が3本打って。まあ、(三回に)セーフティーのサインを出してみたんですけど。向こう(米国)でも好んでセーフティーをやっていたみたいで。得意って言っていて、成功を一回も見たことがないんだけど(笑)。セーフティーで1本稼げたら乗っていけますからね。次の打席、次の打席と。そういう1本って大事じゃないかなって。初回にセーフティーで1安打したら乗っていける選手は多いと思うから。そういうところ、オレが不意にポンと出したら面白いかなと。あと水野くんのエンドラン(三回無死一、三塁)、あれはピッチャー(ゴロ)は避けてほしいなと。本人にも言いましたけど。ピッチャー以外のゴロでもう1点追加。で、ピッチャー(が抑えて)逃げ切るというところを次はね。ピッチャーゴロを外してエンドランを決めるところを見てみたいですね。まあ、振れていますのでね、彼も」
―去年の今ごろと比較して手応えを感じるか
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「1、2年目とは意識が全然違う。1年目は、選手を覚えることが一番で、背番号と名前と、潜在能力を必死にインプットして、2年目は、さあ、レギュラーは誰だというところを意識をしながら考えて。今年は勝ちに行く戦力と、まあピッチャーもバッターも固めていく考えでいつも見ているので、まったく違いますね。だから相手がどうこうではない。こっちがどういうふうにして勝つか、というところしか考えてない。あとはケガに対して、慎重にはなっていますね。去年、さあここからというところで16人もケガした時点でもう…。1年目、2年目、3年目でどうやっていこうという計画的なところが崩れたので、ケガに対しては慎重になっています。あしたの方が寒いという情報を聞いたので、きょうはスティーブンに全部出てもらって。あしたはもっと寒いから…全部出てもらおうかな(笑)。天候によって、スタメンはギリギリまで考えて組んでいこうかなと」
―進藤が伊藤と組んだ。開幕マスクは誰にするか、見極めているか
「そうそうそう、いろんな子に組ませて。今度は伊藤くんと細川くんを組ませようかと(笑)。ない? ない? 去年、練習させていたから。ちょっと誰が一番ベストかを考えながらやっている段階ですね」
―進藤はプロのリードを覚えてる段階か
「もちろんもちろん、彼のリードはまだ、俺もはっきり把握していないし、今はどういうリードをするのか楽しみながら。ちょっとこうした方がいいなとか、もっとこのボールを投げていたら早く打ち取れて球数も減らせていたのにな、というところもあるし」
―田中正が8球で3者凡退
「2回いけんじゃない(笑)。8球ずつの16球でね。むちゃくちゃいいです、今。バランスがいい、テンポがいい。雰囲気がいい。まあ、オープン戦で調子が良くても、開幕に入って1対0の場面でのマウンドとは全然(違う)。でもこの感じでいってほしいんですよね。変える必要ない。今バリバリいいボールを投げている。バッターがどうとかじゃなくて。彼のボール、去年より俺は好きですね。ただフォーク、きょう最後に空振り三振を取りましたけど。最後に聞きましたもん、俺、カーブかなと思って。(田中正は)渋い顔して『フォークです』って言っていたので。でもああいうボールって、バッターは落ちてこんのかいで、振るケースが多いので、全然心配していないです」
―クローザーは田中正に
「まだ決めていないです。今、全てが俺も学びだし、完璧な状態でもっていきますけど。今の状態でクローザーじゃない、ということはないでしょ」