侍・万波中正が途中出場で二塁打 4番を担う〝村神様〟から授かった日の丸の「お守り」とは
■侍ジャパンシリーズ 日本2-0欧州代表(3月7日、京セラドーム大阪)
六回の守備から右翼へ
日本ハムの万波中正外野手(23)が、六回から右翼で途中出場。八回の第1打席で右中間への二塁打を放ち、「うれしかったですね。タイミングだけ遅れないようにを強く意識したので、結果はポテンヒットでしたけど、結果以上に昨日の打席を踏まえたら良かったです」とホッとした表情を浮かべた。
前日は主軸の2人と力の差を痛感
6日の初戦は「5番・右翼」で先発出場し、ソフトバンク・近藤、ヤクルト・村上とクリーンアップを組んだ。意気揚々と試合に臨んだが、結果は3打数無安打2三振と散々。ただただ、WBC優勝メンバーの2人と力の差を痛感した。
刺激的でたくさんの収穫
その一方で、たくさんの収穫があった。「本当に刺激的でした。いろんな人としゃべれたし、ピッチャーの人も、バッターの人にバッティングの話も聞けましたし、それ以外のことも聞けたので。楽しめました」と笑顔で振り返った。
練習日の夜には大先輩の近藤と食事へ
一昨年までチームメートだった横浜高の大先輩・近藤とは練習日だった5日夜、一緒に食事に出かけた。「近藤さんがやっているドリルについて聞いたりしましたね」。球界屈指のバットマンとバッティング談義を交わし、濃密な時間を過ごした。
ヤクルト・村上ともじっくり語らう
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
侍ジャパン合流前に「話したい選手」に挙げていたヤクルト・村上とも、じっくり語り合った。「いろんな話をしましたね。言わないですけど」とニンマリ。今シーズン用の〝お守り〟もゲットした。
バットのお礼にもらった打撃用手袋
昨季の交流戦では、1学年先輩からバットが欲しいとねだられ、手渡した。お礼に打撃用手袋をプレゼントされ、「エスコンのロッカーにずっと飾っていました」。2022年の三冠王〝村神様〟の所持品をお守り代わりにして、ビジター遠征にも肌身離さず持ち歩いていた。
「今回は日の丸付き!」
その御利益はバツグンだった。シーズン25本塁打を放ち、プロ5年目で一気にブレーク。「去年は1年間、遠征先についてもらってきたのでお守りです。今回は日の丸付き!」とうれしそうに明かした。
今年の御利益はいかに
今年11月には、第3回「プレミア12」が開催予定。昨年3月に行われたWBC前の強化試合はサポートメンバーだったが、昨秋の「アジアプロ野球チャンピオンシップ」を経て、侍ジャパンの常連になりつつある。「改めてすごい選手がいっぱいいるなと思ったので、まずシーズンで負けない結果を出せるように。結果を出してまた帰ってきたいです!」。〝村神様〟からもらった縁起物のお守りと共にシーズンを戦い抜く。