3年ぶり出場の北海は名門・大阪桐蔭 21世紀枠で初出場の別海は創志学園【センバツ抽選会】
第3日(20日)第1試合 別海ー創志学園
第5日(22日)第2試合 北海ー大阪桐蔭
18日に開幕する第96回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が8日、大阪市内で行われた。3年ぶり14度目の出場となった北海は第5日(22日予定)第2試合で大阪桐蔭(大阪)と、21世紀枠で初出場の別海は第3日(20日予定)第1試合で創志学園(岡山)と対戦することが決まった。
平川監督「チャレンジャーとして食らいついていく」
出場32校で最後の抽選となった北海。空いているところは名門・大阪桐蔭の隣だけだった。金澤光流主将(3年)が「驚いた。日本で一番有名な高校。相手の雰囲気にのまれず自分たちのプレーをやっていきたい」と意気込むと、平川敦監督(52)は「うちの野球をやるだけ。力があるチームなので、チャレンジャーとして食らいついていく」と話した。
金澤主将「大阪桐蔭に勝てば日本一が見えてくる」
5年連続15度目の出場でセンバツでも4度の優勝を誇る大阪桐蔭。その絶対王者との対戦を実現させると公言していたと言う金沢澤主将は「一番強いと言われている大阪桐蔭に勝てば日本一が見えてくる」と王者狩りへ鼻息は荒い。北海も昨夏の甲子園16強メンバーが主力に多く、その経験値は大阪桐蔭にも劣らない。投打共に高いレベルを誇る相手を破り、頂点を目指す。
島影監督「思い切りぶつかってやるだけ」
初の聖地となる別海の相手は7年ぶり4度目出場の創志学園に決まった。相手の門馬敬治監督(54)は就任2年目。東海大相模(神奈川)で監督を務めていた際には春夏4度の優勝経験を持っている。島影隆啓監督(41)は「日本を代表する監督さん相手にどのくらい通用するのか。思い切りぶつかってやるだけ」と胸を借りるつもりだ。
中道主将「町の人の応援を力にしてプレーをする」
悲願だった甲子園の大舞台。トーナメント表に「別海」と文字があるのを見て「『ついに始まるんだ』という気持ちが高まった」と島影監督。人口約1万4000人、登録選手16人の道立高が、町を挙げた支援を得て躍進を遂げた。中道航太郎主将(3年)は「実力は(相手と)離れていると思うが、町の人の応援を力にして自分たちのプレーをする」と力強く誓った。