ファイターズ
2024/03/08 21:15

山本拓実 寒さに負けず自己最速更新の155キロ 球速アップの理由はー

八回を無失点に抑えた山本拓=撮影・松本奈央

■オープン戦 日本ハム4ー4DeNA(3月8日、横浜スタジアム)

八回に5番手で登板 「自分でもびっくり」のピッチング

 日本ハムの山本拓実投手(24)が8日、横浜スタジアムで行われたDeNAとのオープン戦で救援登板し、自己最速を2キロ更新する155キロを3度、マークした。

 気温10度を下回る寒さも影響はなし。「投げていて自分でもびっくりしていた」と振り返った剛球で、首脳陣に猛アピールした。

ピンチにも動じず 2奪三振で1回1安打無失点

 早朝、雪が降っていた横浜。同点の八回、マウンドに上がった山本拓は躍動感たっぷりに腕を振った。最初に対戦した京田は最速更新となる155キロの直球で空振り三振。3人目の林に対して2球、155キロを計測した。

 2死から安打と四球で一、二塁のピンチこそ招いたが、三振で切り抜けて1回無失点。インパクト十分のパフォーマンスだった。

オフのフォーム改良が奏功 自然体で納得の投球

 全力で飛ばしている感覚はなかった。「オフシーズンにフォームを変えたので、去年とは感覚が全然、違うんですけど、いい感じで投げられていた。めちゃくちゃ力んで投げていたというよりは、むしろ155キロが出た後の方が力んでいたので(笑)。そこはいいメカニックで投げられたのかな」と自然体を強調し、表情を緩めた。

狙い通りの球速アップ 力が伝わる右足の使い方

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