【プレーバック・写真入り】オープン戦 日本ハム3-3楽天(3月9日、静岡・草薙総合運動場硬式野球場)
先発の鈴木が5回2安打無失点 野村がタイムリー含むマルチ
日本ハムは楽天と静岡で対戦し、3-3で引き分けた。肌寒い地方球場での試合で互いにミスが失点に直結。決め手を欠く展開となった。
最初にミスで崩れたのは楽天。一回、先頭の水野達稀内野手(23)がいきなり中前打を放ち、1死後に二盗。楽天・黒川二塁手のファンブルなどで2死一、三塁とすると、万波中正外野手(23)の打席で今度は先発の荘司がエラーし、日本ハムが1点を先制する。続く5番・松本剛外野手(30)が死球を受けて2死満塁。6番・野村佑希内野手(23)は初球のフォークをうまく左前に運び、三走が生還して2点。二走の万波も果敢に本塁を狙ったが、間に合わずに3点目とはならなかった。
オープン戦初登板で先発した鈴木健矢投手(26)は5回2安打無失点。二回以外は全て打者3人で終わらせる快投を見せた。六回は2番手・宮西尚生投手(38)が3者凡退に抑え、七回は3番手のパトリック・マーフィー投手(28)が1四球を出したものの後続を断って無安打に抑えた。八回の4番手・玉井大翔投手(31)は先頭から2連打を浴び、送りバントで1死二、三塁とされると、一ゴロの間に1点は奪われたが、最後は伊藤裕を渾身のアウトロー直球で空振り三振に仕留めた。
九回は代わった楽天・則本を攻め立て、2連打と暴投で1点を追加。このまま勝利かと思われたが、落とし穴はその裏に待っていた。5番手・石川直也投手(27)が先頭からの長短打と犠牲フライで1点を返され、1死一、三塁からは自身のエラーで同点に。続く田中和を中飛に打ち取るも、なおもサヨナラのピンチが続く2死二、三塁。石川は堀内にカウント3-0から粘ってフルカウントまで持ち込むと、最後はフォークで空振り三振を奪ってゲームセット。オープン戦2試合連続の引き分けとなった。
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