《SHINJOの信条》この選手が、どういうプレーをしてくれるかな? ってことしか考えてない
■オープン戦 日本ハム3-3楽天(3月9日、静岡・草薙総合運動場硬式野球場)
―(試合後自ら)
「緊張感のあるいい試合で、いい1日を送れました。ましてや、この土のグラウンド。内野手もすごいピリピリ(笑)。石川くんは打たれましたけどね、こういうこともあるので。本人が一番分かっていると思う」
―先発の鈴木が好投
「良かったですね。球速というよりキレ。真っすぐのキレがあるからこそ、変化球が生きてきていると思うので。球速というかキレをつくっていこうっていう話をしていて、その通りにやってくれた。それは、バッターはなかなか打てないですよね」
―予定より1イニング長めに
「球数がね、ちょっと少なかったので。四回でいいところで終わりたいと思うけど、本人がもう1回行きたいっていう返事だったので。五回に打たれたらどうするの? いいところで終わっておけば…って思うけど、あそこで行きたいっていうところが成長していますね」
―これだけの結果を残すと開幕ローテーション入りも
「(可能性は)ありますよ。まだ、誰が入るかは決まっていないので。完璧なゼロで抑えていますし。全然チャンスはあります」
―先発ローテは最後の最後まで頭を悩ませる
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「最後の最後に、これで行こうって(決める)。開幕して1戦目、2戦目、3戦目で行っといて、またちょっと変えようかっていう(こともある)。準備はさせますよ、もちろん。させておいて、変わるかもしれないし。あとはね、体調の面。池田くんもちょっとね…調子悪いかなぁ。今、投げてないじゃないですか。これがね、いつも言うようにプロ野球なので」
―きょうのマーフィー、(7日登板の)金村も1イニングだったが、中継ぎへ入れるか
「はい、そうです」
―監督の中では確定しているか
「中の厚みを出そうと。もう、本当に20試合(が大事)。開幕して20試合…最高は16勝4敗ぐらいでね。先発投手が6、7イニングぐらい行ってくれたら、中継ぎはちょっと厚みが出てるので(逃げ切れる)。今はそういう考えですけど、まだ開幕までちょっと時間があるので、また変わるかもしれない。常に一番ベストの状態を当てはめることしか考えていないです」
―松本剛が着実に結果を残している
「打点も稼げる選手だと思うので、きょうは6番で。ちょっと(死球は)ヒヤッとしましたけどね。松本くんは色が白いので、むちゃくちゃ真っ赤になっている。俺ならたぶん真っ赤になってない(笑)。大丈夫そうでした。その次(の打席)もヒットが出たので」
―ベンチ内で感じるチームの雰囲気に変化はあるか
「いや、ない。この3年間、変わらないです。めっちゃ元気です。ただ、心の中でのライバル心というか、緊張感というか。そういうところは1人1人、持っている感じはします。ライバルが打った時の声の出し方には、ちょっと変化があるかもしれない。それがレベルアップですよね」
―競い合うことで個々のレベルも上がる
「今はレギュラーを誰が取るか、試合を見てつくっている。その中で、俺なんだっていう気持ちの表れが、こういうふうに(好結果に)なってるだけですね。浅間くんも、ああいう場面(代打)で打ってポーンと入り込むかもしれない」
―オープン戦とはいえ、まだ無敗
「それはね、あまり関係ないですかね。普通に戦って、勝ちたいもないし、負けたくないもない。この選手が、どういうプレーをしてくれるかな? ってことしか考えてなくて。でも、最後の方は1点をどうやって取りに行くか。本当は初回に2点を取って、ピッチャーで(失点は)1点。2-1で勝つのが一番ベストですね。そういう野球を目指したい。守りで(勝つ)っていう話はしていました」