【一問一答】楽天戦先発の鈴木が5回0封に抑えて対左打者にも自信 先発ローテ入りへ前進
■オープン戦 日本ハム3-3楽天(3月9日、静岡・草薙総合運動場硬式野球場)
日本ハムの鈴木健矢投手(26)が9日、静岡で行われた楽天戦に先発し、5回2安打無失点の快投を見せた。球数は64で無四球。安定感抜群の内容で同一リーグのライバルを封じ込め、先発ローテーション入りをアピールした。登板後の一問一答は以下の通り。
―完璧だった
「はい、良かったです」
―登板前、脱力を意識したいと話していたが
「きょうはめちゃめちゃ力が抜けた感じがありましたし、抜いた中でさらにカーブを有効に使えていたのが良かったかな」
―好投につながった要因は
「キャンプ中の実戦やオイシックス戦ではちょっと上体が上がるのが早かった。低くして、上から下につぶすイメージで投げたらコントロールが良かったですし、相手もタイミングが合う感じではなかったと思う」
―スライダーとシンカーも決まった
「そうですね。チェンジアップもきょうは小深田さんですかね、うまく(タイミングを)ずらせていた」
―四回の浅村の三振については
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「真っすぐの投げミスですね。結果的にあれが低くいって真ん中になるよりは、インコースのこの(高め)ラインに外れた方がいいので、結果オーライでしたけど球的には悪くなかったと思います」
―高めのボールは手応えあり
「あまり空振りを取るイメージではないですが、ファウルとか目付け。アンダースローは下に下に目付けする人が多いので、1球、見せる意味合いで。そこから下の球やインコースが生きてくるので」
―対左打者の攻めは
「チェンジアップもそうですし、シンカーも使えていたし、インコースも投げ切れた球は投げ切れていたし、まあスライダーもインコースに投げられていたので。やっぱりインコースと緩急というか、そこがポイントかなとすごく感じました」
―新庄監督からは何か言われたか
「特にまだ何も」
―季節的にも花粉がきつそう
「花粉やばいっす」
―関東は特に
「北海道に行っている時は大丈夫です」
―投げている時の影響は
「投げ終わった時にひどかった。裏に戻ってからすごいくしゃみ出ました」
―サウナですっきりしたい
「そうですね。気持ち良く整えられたら。心身ともに。誰を連れて行こうか迷っています」
―5回で降板したのは予定通りか
「いや、もともと4回だったんですけど、球数が多くなかったのでもう1回行こうかと。5回投げられたのはすごく大きいっすね。めちゃくちゃ久しぶりに5回投げました」
―先発としていいアピールになった
「ちゃんと左も抑えられるというところを見せられたので、この1回だけでは意味がないので次の登板もしっかり抑えられるところを見せたい」
―投げ方の違い
「いつも通りですね」
―微妙な違いでタイミングを狂わせている
「一定のテンポで投げていたら球が遅いのでアジャストされる確率が高くなる。1個1個変えることによって打者にジャストミートはされない。そこだけですね」
―浅村への初球スローカーブも効いた
「あのカーブってあまり狙ってこないので、僕、真っすぐ、スライダーが主体なので。カーブで止まってちゃんと振りに来る人もいますけど、なかなかちゃんと捉えられることはないので、そこでカウントを取れたのは大きかったかなと」
―楽天にインパクトを残せた
「自分の中でも自信になりましたし、左が多い中で抑えるビジョンができたかなと思います」