札幌のアンバサダー小野氏が昨年の引退以来初めて札幌ドームに来場 O.N.Oとしての意気込み語る
■J1第3節 札幌0-1浦和(3月10日、札幌ドーム)
引退試合も古巣・浦和戦
今年1月に北海道コンサドーレ札幌のアンバサダー、「One Hokkaido Nexus Organizer(O.N.O)」に就任した小野伸二氏(44)が、昨季の引退試合以来、初めて札幌ドームに姿を現した。
「いい試合が見たい」
引退試合となった昨季最終節と同じ古巣・浦和戦の前に小野O.N.Oはピッチ場でミニトークショーを行った。「開幕戦、もう来ますよ、絶対。O.N.Oじゃなくても来ますよ、見たいですし。どんな試合を両者が見せてくれるかっていうのも楽しみです。〝いい〟試合をみたいです」と力を込めた。
全員がいい力を持った選手たち
注目の選手をMCから聞かれると、「全員注目ですよ。全員がいい力を持った選手たちなので、選手たちが自分の持っている100%の力を出してもらえれば。今日もたくさんの人がこうやってね、スタジアムに足を運んでいただきありがとうございます。外は寒いですけどね、ピッチの中で熱い試合を繰り広げてくれると思いますので、皆さんで選手たちの背中を押していただけたらうれしく思います。勝って『いい1日』にしましょう」とエールを送った。
公式スーツもアピール
この日は、3種類あるというクラブの公式スーツの一つに身を包んで登場。「中にセーターとかカジュアルに着れるスーツ。すごく伸縮性もあって、めちゃめちゃ着やすいので、ぜひ皆さん買ってください」と、パートナー企業をアピールするのも忘れなかった。
すてきな名前をつけてもらった
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引退後の自らのミッションについても、「すてきな名前(O.N.O)をつけていただいたんですけど、そんなすごいことを1人でできることじゃないので。今日もいらっしゃってるたくさんのサポーターの皆さん含めて、北海道が一つになるために自分も協力しながら、全国の皆さんに北海道の魅力とかを伝えていけたら」と説明した。
キャンプ視察も我慢できず…
1月の沖縄キャンプに3日間、熊本キャンプでは2日間、チーム練習を視察。「なんかうらやましいな。すごいサッカーできるって、やっぱりいいことだなっていうのを噛みしめながら一緒にやらせていただきました」。見るだけでは我慢しきれず、選手に混じって練習にも参加した。
荒野新主将への期待
新主将のMF荒野拓馬(30)への期待を問われると、「皆さん、大丈夫ですかね?」と笑顔でスタンドのサポーターへ確認。続けて「チームをしっかり盛り上げてくれるし、若い頃からずっとチーム一筋。北海道コンサドーレ札幌で育った選手なので、いい経験してきたことを若い子たちに伝えていってほしい。そういった意味でバランスの取れた選手じゃないかなと」と、これからの札幌を担うキーマンとして期待を込めた。
元札幌の播戸氏から勉強
引退後は、同い年でかつて札幌でもプレーした播戸竜二氏(44)と会うことが多くなったという。「おばんざい世代ですね。彼とすごい会うようになって、彼からいろんなものを吸収できるものがあるんだなと感じたり、サッカーから離れてまた勉強させていただきながら過ごしています」。
自分の〝使命〟を探す旅
今後については、「全国各地で子供たちにサッカーの楽しさ、魅力を伝えていきながら、自分もこれからの人生をどうやって過ごしていくのか、どういう方向性が自分にあっているか、そういうものを探す『旅』でもある」。活動を通じながら自らの〝使命〟を模索していく。