ファイターズ
《ハム番24時》3月10日
静岡の空は青く、柔らかな日差しが心地よい。ぽかぽかとした春の陽気を感じながら、山本拓が口を開いた。「出会いは小学校生の頃ですかね。幼なじみというか、気が付けば隣にいた。付き合いはもう、だいぶ長くなりましたね」。花粉症の話である。
記者は数年前に花粉症を発症した。オープン戦の時期になると、北海道を離れることに苦痛を感じる。やまーんは子どもの頃から花粉症持ちだったのだから、なおさらつらい思いをしてきたことだろう。症状として起こりやすいのは鼻水と喉のかゆみとのことで「特に危ないのはモーニングアタック。朝起きた瞬間が、一番やばいです」と力説してくれた。
長く悩みを抱えており「僕はハナタレ小僧だったので、小学校低学年の頃から薬を飲んでました」と、花粉シーズンは鼻炎薬が手放せなかったという。ところが今年からは薬を断ち、顔スプレーやサプリメント、マスクや洗顔などで対策を講じている。
「薬は副作用で一日中、眠くなってしまうから、今年は止めました。最終的には気持ちですよね。『自分は花粉症じゃないんだ』っていう気合が大事」。病は気からー。論理的な右腕でさえ、行き着く先は根性論のようです。