「マシンガンズ初単独ライブ~最初で最後~」を開催 幅広い7本の漫才に会場沸いた【ライブレポート】
発売即完売 観客500人が濃密な2時間体感
お笑いコンビ「マシンガンズ」の西堀亮(49)と滝沢秀一(47)が1日、東京・大手町よみうりホールで芸歴26年目で初めての単独ライブを行った。昨年の「THE SECOND」で準優勝した勢いを追い風に開催し「最初で最後」と銘打った。代名詞のキレ芸のみならず、新ネタも披露した。発売即完売となった今回の単独ライブ。会場に集まった500人の観客は、2時間近くに及んだ濃密なマシンガンズのステージに浸った。
「MAXめんどくせー!」からファンいじり、そして…
期待感に満ちた雰囲気の中、マシンガンズの2人が登場すると、割れんばかりの拍手と黄色い声援に包まれた。「エンタの神様」や「爆笑レッドカーペット」などで第1次ブームを築いた「MAXめんどくせー!」から、マシンガンズライブの幕が開けた。暗転しオープニングVTRが流れた後、1本目のネタがスタート。幾多もの営業で培った場を温める力も健在だった。西堀は「一番遠い人はどこから来たの?」と客席に尋ねると、滝沢もすぐさま「営業スタイルできょうはお届けしようかな」と続けた。西堀が「違う、違う!全然時間をつぶそうとしてないから。ネタあるし!」と〝釈明〟し、マシンガンズならではのファンいじり、そして「THE SECOND」以降の仕事による自虐ネタもさく裂させた。「よし、帰ろう!」と1本目の漫才を締めた。
多彩なネタ満載 映画みたいな恋をする○○
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「THE SECOND」ではネタがないことも話題となったが、この日は多彩なネタを披露。野球のポジションを忘れたという前フリから、西堀の演じる「きょうこ」が上京するというネタから始まり、その後は番組ディレクターやマネージャーなどに「お前がやってみろ!」とキレる持ち前のネタや、西堀の「キレ芸はもういいんじゃない?」から展開する映画みたいな恋をするメンヘラ女子のネタ、石原さとみとバイト先が同じという設定での恋愛ネタ、さらには芥川龍之介の「蜘蛛の糸」と女子会を結びつける文学ネタと、幅広いネタの応酬に会場の熱気は上がる一方だった。
古参ファンも満足させます
幕間もマシンガンズらしさが満載だった。互いの生い立ちが写真と共に紹介される、まさかのウェディング風ムービーには、西堀も「この幕間のVTRでみんなの気持ち下がってない?」と笑うなど、ほっこりした温かい空気感も作り上げた。他にもおじさんのLINEの文章力が試された「返信王」や、「マシンガンズ最初クイズ」では初期のマシンガンズのエピソードやネタから問題が出題され、懐かしの映像に古参のファンにはたまらない映像になった。
新境地開拓 打ち上げはどこでする?
最後となった7本目のネタは、マシンガンズの新境地を見せた。単独ライブの打ち上げに西堀がバルやイタリアンといったオシャレな店の提案に、滝沢が間髪なくツッコんでいく。ネタが進むごとに露呈した西堀の意識の高さに、畳みかけるような滝沢の鋭いツッコミ。2人が生み出した大きなうねりが会場を包み、最後は大爆笑をかっさらった。
計7本のネタを終えると、グッズTシャツを着用した2人が再度ステージに登場。観客と共に記念撮影をし、「ありがとう!」とお礼を述べて「最初で最後」の単独ライブが完結した。