サウナに入りたい。１度ハマると、この欲求は抑えづらい。記者は多い時で月に１０回ほど、スーパー銭湯を利用する。サウナーを自称するほどの経験は持ち合わせてないが〝ととのう〟感覚は大好きで、人からリアルな情報を得ると、ますます衝動に駆られてしまうのだ。

　同僚が２日前に当コラムで、鈴木が静岡にあるサウナの聖地「しきじ」を訪れる予定との話題を記していた。感想はどんなものか？　気になって仕方がないので翌日、本人に直接、尋ねてみた。「もう最高ですよ。絶対に行くべきです」。笑顔交じりの返答に、背中を押された気がした。

　１１日早朝。意を決してホテルを飛び出した。事前に鈴木から説明を受けていたので、予備知識は十分。「喉が焼けるほど熱く感じるので、みんなタオルを２枚使って頭と口元を覆うんですよ」との助言通り、武蔵坊弁慶のようなスタイルで名物の薬草サウナを堪能させてもらった。

　チーム内にはサウナ愛好家が多くいると聞く。これからも情報通たちの話に耳を傾け、サ道をまい進しようと思う。