【プレーバック・写真入り】オープン戦 広島4-4日本ハム(3月12日、エスコンフィールド北海道)
トレードで加入した若林が「4番・二塁」で先発出場 先発・山崎は4回9安打3失点
日本ハムは広島と本拠地で対戦し、4-4で引き分けた。前半は先行されたが、終盤に粘り強さを見せ、相手のミスも重なって同点に持ち込んだ。
先発の山崎福也投手(31)は4回9安打3失点。毎回連打などで走者を背負う苦しい展開で、三回には長短の3連打を許すなど精彩を欠いた。球数も増え、76球に達した四回でマウンドを降りた。五回から登板した2番手の杉浦稔大投手(32)は2回3安打1失点。五回は3者凡退に抑えたものの、六回は2死から3連打を許して1点を献上した。七回から登板した3番手・金村尚真投手(23)、4番手・河野竜生投手(25)はそれぞれ走者は出したが、無安打無失点。九回のマウンドに立った田中正義投手(29)は先頭打者に中前打を浴びたが、しっかりと後続を斬って無失点に抑えた。
打っては、三回2死二塁から水野達稀内野手(23)が左翼越えの適時二塁打。それからは打線が中々つながらなかったが、終盤に粘りを見せ、相手のミスにもつけこんだ。
まずは、八回2死満塁。代打の江越大賀外野手(31)が死球をもらって押し出しで1点。そして九回は先頭が四球で出塁し、暴投などで1死三塁とすると、代打のドラ2ルーキー進藤勇也捕手(22)がセカンドの頭を越す右前適時打を放ってもう1点。その後も敵失が重なり再び1死三塁。すると三回に打点を挙げている水野が再び左翼越え適時二塁打を放ち、ついに同点とした。
その後も相手の暴投などで2死三塁という一打サヨナラの場面を迎えたが、加藤豪将内野手(29)が空振り三振に倒れてゲームセット。オープン戦、4度目の引き分けとなった。
また、巨人とのトレードで加入し、この日の試合前に入団会見を行った若林晃弘内野手(30)は「4番・二塁」で先発出場。守備は無難にこなしたが、バットでは4打数無安打に終わった。
試合詳細はコチラ
■三回2死三塁で左越え適時二塁打を放った水野
「1打席目は打ち取られていたので、絶対にランナーを返す思いで打席に入りました」
■九回1死三塁、代打でオープン戦初安打となる右前適時打を放った進藤
「ここで1点取れば、流れも変わってくるのかなと思っていた。とりあえずバットにボールを当てて何かアクションを起こさないといけないなと思っていたので、そこだけ考えて打席に入りました。1本出たので少しホッとしていますけど、まだまだ当たりもそこまで納得いくような当たりでもないし、まだ課題もたくさんある。練習からいろいろ考えながらやっていきたい」
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