《SHINJOの信条》今まで完璧すぎたので『ちょっと点取られない?』という話をした
■オープン戦 広島4-4日本ハム(3月12日、エスコンフィールド北海道)
―(トレードで加入の若林を)いきなり4番で起用
「ね。もう使うということは決めていたので。新しい場所でまずは『さあ、やるぞ』という気持ちにさせる。結果どうこうより、そういう気持ちにさせるということが一番大事だと僕は思っているので。結果は出なかったですけど、紙一重だったので。あしたはちょっとショートで見てみたい」
―万能タイプだけに、いろいろ試したいか
「映像では見たんですけど、左打席が多かったんですよね。左の方がいいのかなと。ジャイアンツにいたときは。そこでね、右打席でどうなるのかな、というところも見てみたい。やっぱり気持ちが違うじゃないですか。さあ、ここからスタートで。(巨人で)結果が出なくて、1軍から声が掛からないというところでも、リーグが変わって、爆発する可能性があるので。あと10試合ぐらい使ってみて。その中で判断していきたいなと思います。山崎くんに関しては、今まで完璧すぎたので『ちょっと点取られない?』という話をしたんですよ。だからボスの指示通りにしてくれたということですね(笑)」
―水野が好調
「3打席ノーヒットでも、ああいう場面で打てる選手(になってもらいたい)とキャンプ中から思っていて。不思議なところで打ちますよね、彼は。逆方向に伸びていくというか。左肩が下がらない打ち方をするので、逆方向に伸びる。ボールを捉えてからグッと逆方向に引っ張るような打ち方をしてくれる。最後、左ピッチャーのときに打ってくれたらうれしいなと思っていた。打った瞬間、おー、犠牲フライやと思ったら、そこからぐんぐん伸びていく。ベンチプレスは今、140キロでしょ。155キロ挙げたらたぶんあれ、入っていますよ(笑)。あとは守備の方で、アウトにしてほしいな、というプレー(があった)。あれは経験しかないので。経験していけば、うまくなる素質は十分にあると思うので、楽しみな選手ですね」
―ショートで使いたいか
「ですね、はい」
―進藤が打って喜んでいたが
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
「新人の子には、1年間、(技術的なことを)言わないと思っていたんですけど。彼は1軍に残せる選手…まだ分からないですけど、ちょっと早めに彼には伝えてもいいかなと思って。スタンスが広すぎてバットが出てこない。右肩が下がって、ずれるような打ち方をしていたので。1週間前くらいかな、ちょっとスタンスを狭くして、右肩が下がらないような打ち方をしようと話をして。きょうのセカンドのフライでも、(右肩が)下がっていたらファウルか、ファーストフライになっていたんじゃないかなと。スタンスも狭くて、肩が下がっていなかったので、あそこに落ちたと僕は思うので。『いいよ、あの打ち方、良かったよ』と言いました。伏見くんも惜しかったけどね」
―誕生日の江越が満塁で死球
「いい打点でしたね。きょうお祝いするんじゃないですか、家に帰ったら(笑)」
―当たった箇所は大丈夫か
「全然気にしていないです。レガースがなくても大丈夫、彼は(笑)」
―(自ら)
「細川くんもうまかったね、併殺。最初ちょっとポロっとしたけど。細川くんじゃないとアウトにできなかったぐらいのプレーでしたね。郡司くんも打ってくれたし。郡司くんはずっとポイントが近かったから、何日か前に(バットが)泳ぐくらい遠くにポイントを置いて。置きティーからさせていたんですけど、そこからツーベースを打って、きょうもいいヒットが出てくれたので。あとは郡くんね、ジャイアンツできっかけをつかんで。守れるので、彼は。バッティングでヒッチするクセをね、直してほしいなと。なかなか直らない。あれが直れば、素直にバットが出て、活躍できると思うし、期待しています。トレードで出た選手はものすごい気になるし、活躍してほしい。きょうもね、山田遥楓くんが支配下になって、『いいね』は押しておきました(笑)。めちゃくちゃ気になるんですよ」
―負けなかった
「勝ち負けというより、途中から出た選手が結果を出して。本人が一番うれしいですね。細川くんもあれね、詰まり気味で小園くんに捕られましたけど、内容はいいです」