札幌DF岡村大八「僕が一発ではね返す」 町田得意のロングスロー封じて今季初勝利だ
■3月13日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
対人の強さに自信アリ
北海道コンサドーレ札幌は、16日の町田戦へ向け戦術練習などを行った。沖縄キャンプ中の練習試合は0-2の敗戦。ここまで3試合連続フル出場中のDF岡村大八(27)は、持ち味の対人の強さを武器にゴール前で存在感を示し、勢いに乗る昨季のJ2王者を封じ込めるつもりだ。
芝のコンディションから空中戦必至
空中戦は任せろ。前節の札幌ドームは、ピッチコンディションが悪く、激しいプレーで何カ所も芝がめくれた部分があった。ならばと、町田は得意のロングスローから空中での肉弾戦を仕掛けてくる可能性が高い。最終ラインを束ねる岡村は、昨季より3キロ増の体重90キロまで鍛えあげた。「空中戦と対人は自分の強み。僕が一発ではね返せば、セカンドボールで拾われて事故になることもない。まずはそこの部分で勝っていく」とキッパリ。
傾向と対策をきっちり分析
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町田との練習試合はリハビリからの回復途上で、ピッチの外からゲームを観察した。「練習試合では割と繋いできたんですけど、ゲームを見るとロングボールを多用してくる部分とか、時間を稼いできたりとかが多いクラブ。ロングスローは全選手が投げてくると思って準備しなきゃいけない」。入念に対策を施し、ゴール前の制空権をがっちりと握る。
鳥栖戦4失点は悲観せず
開幕から1分2敗だが守備の内容は悲観していない。1節の福岡戦は無失点で勝ち点1。2節の鳥栖戦は0-4だったが「マルセロヒアンに背後を取られてやられてしまった部分がありましたけど、そこから1人退場してPKだったり、攻めに行った結果だったので、鳥栖戦は正直、仕方がない部分だったかな」と冷静に分析する。
DFは昨季より成熟
前節の浦和戦に関しては「流れからの失点というより、セットプレーで意表を突かれて失点した感じ。ディフェンスが大きく流れで崩された感じではないのが、去年と比べて違う部分。今年はキャンプの最初から、3バックの距離感は(他のメンバーに)すごく言うようにしている。(浦和戦で)僕が(興梠)慎三さんに背後を取られたシーンでは、菅ちゃんがカバーしてくれた」。DFの成熟度は昨季よりも進化した。
沖縄の借りは札幌で
町田は現在2勝1分の2位タイ。リーグ戦の対戦はJ2で最後に優勝した2016年9月が最後。「J2から上がってきたクラブに対して、7年間ずっとJ1にいる僕たちのクラブは負けるわけにはいかない。なんとしても勝利が欲しいですし、ほんとに死に物狂いで、全員が倒れても勝ち点3をもぎ取るぐらいの気持ちで戦わなきゃいけない」。沖縄での借りは、ホーム札幌で返す。