コンサドーレ
中村 今季中のJ1デビュー目指す 残り3戦へアピール
■11日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌のDF中村桐耶(21)が、残る3戦でのJ1デビューを目指す。若手の積極起用を明言したミハイロ・ペトロビッチ監督(64)にアピールし、出場機会をつかみ取る。
「少しでもチャンスもらえるように」
今季の出場はルヴァン杯グループステージ3試合と天皇杯の2試合のみ。DF福森、田中駿ら主力の壁は厚く、中村は「リーグ戦に絡めず、率直にすごく悔しい」と現在地を捉える。10月にはDF西野がトップ昇格。「刺激にもなっているし、焦りも出てきている。21歳は若くない」と気を引き締めた。
日々の鍛錬は実を結びつつある。本職はCBも、エリートリーグではWBに挑戦。幅を広げている。平均10キロ後半だった1試合の走行距離は、12キロを超えるまで伸びて走力もアピール。「より攻撃に参加できるようになった」と自信を深めた。
J1残留が確定し、指揮官は来季に向けて若手を積極起用する方針。「練習の姿勢も見て、機会があれば起用したい」と中村の名も挙げており、J1初出場のチャンスをつかみたいところ。「監督も来年に向けての戦いと言っている。少しでもチャンスをもらえるようにやっていきたい」と闘志を燃やした。
■ルーカス残留が濃厚
MFルーカス・フェルナンデス(27)が11日、ブラジルに帰国した。10月16日の横浜M戦で負傷。右眼窩(がんか)底骨折と診断され、手術。帰国して治療とリハビリに専念する。加入3年目の今季は27試合に出場し2得点。来季も残留することが濃厚で、クラブを通じ「けがを早く治し、家族とともに身体をリフレッシュさせて、来年また皆さんに会えることを楽しみにしています」とコメントした。