ファイターズ
道産子左腕・根本悠楓 課題くっきり4回3失点 開幕ローテ入りへ再チャレンジ
■オープン戦 広島6-1日本ハム(3月13日、エスコンフィールド北海道)
右打者8人の広島打線に力勝負
日本ハムの根本悠楓投手(20)が13日、エスコンフィールド北海道で行われた広島とのオープン戦に先発し、4回3失点で降板した。右打者8人の相手打線に真っ向勝負を挑んだが、2被弾を喫した。〝模擬試験〟で浮き彫りになった課題を突き詰め、開幕ローテーション入りへ再チャレンジする。
いい反省になると冷静に受け止め
合格ラインには届かなかった。立ち上がりからストライクゾーンで強気に攻めたが、二回、堂林に直球を左翼スタンドに運ばれた。三回は2死から死球を与えると、レイノルズに同じく直球をはじき返された。力勝負が裏目に出た形だが「違う球も選択肢にあった中で、結果論ですけど、そこ(直球)で打たれてしまった。今後、いい反省になるかなと思いました」と冷静に受け止めた。
右の強打者への対応が課題
シーズン中も、曲がりの大きなスライダーを投げる根本に対抗するため、相手球団が右打者を並べてくる可能性はある。宿題は、一発のある右打者にどう対応するか―。建山投手コーチは「ボールは本当に良かった」と評価した上で「ソロホームランはいいんですけど、三回はボール先行になってしまうと、不利になる。そこだけだと思います」と指摘した。