札幌DF馬場晴也「CBの中で自分が一番いいなと思ってもらえるようなプレーをしたい」 U-23日本代表〝主力組〟に意気込み
3月下旬に行われる国際親善試合に臨むU-23日本代表に選出された北海道コンサドーレ札幌DF馬場晴也(22)が報道陣の取材に応じ、世代の主力組が集うチームへ再招集された喜びを語った。
パリ五輪出場へ大きく前進
かねて目標と公言してきた今夏のパリ五輪出場に向けて、馬場が歩む道が大きく広がった。〝吉報〟を耳にした時の気持ちについて「今まで呼ばれていなかったので今回も無いかなと思っていたので、びっくりしたのが一番ですね。(町田戦後の)オフに何をしようかなと考えていたので(笑)」とジョーク混じりに話し、「もちろんうれしいですし、やってやろうという気持ちがあります」と意気込みを新たにする。
U-23アジアカップの前哨戦
今回行われる親善試合2試合は、4月に開幕するU―23アジアカップへの前哨戦。上位3カ国にパリ五輪の出場権が与えられる大事な大会の選手選考の場となるだけに「出た試合でゼロに抑えて勝てるのが一番いいと思うんですけど、その中でも自分のアグレッシブさだったり、攻撃の起点になるようなパスやドリブルを見せていければいいかなと思います」と、アジアカップ、そしてその先に続くパリ五輪に向けアピールを誓う。
キャプテンとしてアジア大会準優勝に貢献
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世代別代表入りは昨年のアジア大会以来となるが、このときは世代の主力メンバーが実施した北米遠征と日程が重なったため、第2グループに位置する選手たちでメンバー構成。その中で馬場はキャプテンとして準優勝に貢献した。その後も札幌で主力としてプレーし続けたことがアピールにつながり、2022年11月の欧州遠征以来、実に約1年半ぶりとなる〝主力組〟返り咲きを果たした。「だいぶ久しぶりになるので、初めて代表に行くような気持ち、チャレンジャーの気持ちで乗り込んで、うまく自分の良さを出していけたらいいかなと思っています。今回はマリとウクライナとやれるので、海外の選手の1対1の強さなどいろいろなことを経験して、それをクラブに持って帰れればいいかなと思います」と、世界の強豪との対戦を楽しみにする。
地上波生中継「注目度の高い2試合になる」
この2試合はいずれも地上波で生中継が予定されており、全国のサッカーファンに〝札幌の馬場晴也〟をアピールするチャンスだ。「国内での試合で注目度の高い2試合になると思うので、札幌のサポーターもたくさん見てくれると思います。たぶんセンターバック(CB)をやると思いますけど、チームスタッフ、札幌サポーター、日本の皆さんにCBの中で自分が一番いいなと思ってもらえるようなプレーをしたい」。札幌28年のクラブの歴史の中で、まだ誰一人たどり着けていない五輪の舞台。歴史の最初の1ページに名前を刻むべく、馬場が激しい競争に挑む。