ファイターズ
リリーフ転向の金村尚真 方程式入り見えた 3戦連続無失点&被安打ゼロ
■オープン戦 巨人1ー5日本ハム(3月16日、エスコンフィールド北海道)
八回に3番手登板 安定感抜群の1回パーフェクト投球
日本ハムの金村尚真投手(23)が16日、エスコンフィールド北海道で行われたオープン戦の巨人戦で好救援した。
八回に登板し、危なげなく3人斬り。先発から中継ぎに転向後、3試合に登板しているが、いまだ安打を許していない。首脳陣の評価も上昇中で、勝利の方程式入りも見えてきた。
快〝投〟乱麻の15球
貫禄十分の15球だった。先頭の佐々木は5球連続の直球で追い込み、6球目のスライダーを打たせて三ゴロ。岸田は変化球を見せてから、直球で二ゴロに打ち取った。萩尾は緩いカーブで追い込み、外角低めいっぱいの150キロ直球で見逃し三振。完璧な内容も、満足することはなく「先発と違って難しいところがたくさんあるんですけど、そこは臨機応変に対応しながらです」と謙虚に振り返った。
リリーバー転向 悔しさをかみ殺し、誓う飛躍
入団1年目の昨季は先発を担ったが、この春、転機を迎えた。2月27日の巨人との練習試合(那覇)に先発し、四回途中5失点で降板。キャンプ地の沖縄を離れ、北海道に戻った直後、中継ぎ転向を告げられた。
当然、悔しさはあった。それでも「先発をやりたいという気持ちはもちろんまだありますし、いずれはそこで勝負したいなという思いもあるんですけど、たいして去年も結果を残していないですし、自分のわがままを突き通せるほど、甘くない」と潔く受け止めた。
狙うは優勝あるのみ 「しっかり貢献できたら」
自らが置かれた立場を理解している。結果を残さなければ、希望はかなわない。「チームに求められたポジションで、しっかり優勝に貢献できたら。1軍で出てナンボだと思うので、そこはもう割り切るしかない」と腹をくくった。