仲の良さに触れるたび、こちらの心まで温かくなる。北海道に居を移し、充実の日常を送る山本拓が、すてきなエピソードを教えてくれた。「（遠征先の）静岡から帰ってきたタイミングで、６５型の大きなテレビが家に届きました。郡司さんから引っ越し祝いをいただいて、すごくうれしいです」と深く感謝した。

　昨オフから、さりげなく〝おねだり〟していたとのことだが、６５インチは想像以上の大きさだった。送り主の郡司は「山本から『テレビ台のサイズが合わない』という苦情が入ってます（笑）」と冗談交じりに内情を明かす。

　もともと使っていた台には乗り切らないため、現在はテレビを床に直置きして視聴しているそう。山本拓は「今まではテレビに近づいて見ることも多かったけど、郡司さんにもらったおかげで、ソファに座ったまま見られるんですよ」と生活の質が上がり、気分はウキウキだ。

　２人はまるで兄弟のようなナイスコンビだ。テレビのサイズ同様に器の大きな〝お兄ちゃん〟は、１つだけ注文を付けた。「これから映画なんかを見て、笑ったり涙を流すこともあると思う。そんな時、どこかで郡司の顔を思い浮かべてほしいですね」。真心のこもった贈り物を、長く大切に使ってください。