ファイターズ
2024/03/20 21:20

《ハム番24時》3月20日

 イースタン・リーグ本拠地開幕戦で、清水が左越えの豪快な一発を叩き込んだ。本塁打よりも印象的だったのは、試合後の取材で発した言葉。「それ以外が話にならない。その後の打席が大事だったので、ホームランは良かったですけど、反省です」と、〝今季1号〟に浮かれる素振りは全く見せず、凡退した残りの3打席を悔やんでいた。

 春季キャンプは1軍で完走するも、現在は2軍生活が続く。それでも、背番号10は前を向く。「(1軍にいるときと)やることは変わらないように、準備だけはしっかりして、野球に集中して、状態を上げられる期間だとプラスに捉えて、いい時間にできるように」と、置かれた場所で少しでも成長しようと必死だ。

 正捕手争いは熾烈だが、虎視眈々と逆転を狙っている。「チャンスはあると思う。自分を見つめ直してやれたら」。アピールを続け、次に来る一瞬のチャンスを絶対にものにする―。高卒10年目、27歳の目から、強い覚悟を感じた。

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