【センバツ】北海・松田投手 憧れの甲子園「楽しみ」22日大阪桐蔭戦で強力打線を斬る
打たせて取る投球で接戦持ち込む
いざ、憧れのマウンドへ―。22日の大阪桐蔭戦で先発登板が見込まれている北海の松田収司投手(2年)が21日、ブルペン投球を行うなど最終調整を行った。相手は長打あり、機動力もありの超強力打線。多彩な球種を交え打たせて取る投球で接戦に持ち込む。
ミスの許されない打線が相手
好投手・松田といえども、ミスの許されない打線が相手となる。境亮陽外野手(3年)と吉田翔輝外野手(3年)の俊足巧打の1、2番コンビに、德丸快晴外野手(3年)とラマル・ギービン・ラタナヤケ内野手(3年)の長打力ある2人が中軸に座る強力なラインアップ。「緩急を付けて高さだけは気を付けながら、打たせて取りたいです」と、伸びのある最速141キロの直球を中心にカーブやスプリットなど多彩な変化球を織り交ぜながら活路を見出す。
神宮大会では作新学院に9回無失点
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昨秋の全道大会では全試合に登板(先発は3試合)し、主戦投手として全道優勝に貢献した。その後の神宮大会でも作新学院(栃木)との1回戦に先発し9回無失点の好投を見せた。このオフでは体力強化に重きを置き、体重は昨秋の67キロから72キロまで増やすことに成功。松田自身も「球が重くなった」と手応えを感じている。
地元の小学生に「感動や勇気を与えられるように」
昨夏の甲子園ではベンチ入りはしたが、登板機会が巡ってくることはなかった。「(甲子園のマウンドは)小さい頃から憧れている場所。楽しみが一番強いです」と目を輝かせた。また昨夏は甲子園の力も再確認できた。「帰った時も地元で小さい小学生から『感動した』と言葉を掛けてもらったので、そういう感動や勇気を与えられるように頑張っていきたい」と力を込めた。夢にまで見たマウンド、強豪相手にひるむことはない。