札幌MF近藤友喜 23歳に誓う「反攻」その先の「パリ五輪」 神戸戦での戦列復帰に向け順調に回復中
■3月21日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は30日の神戸戦(ノエスタ)に向け、ポゼッション練習や9対9のミニゲームなどで調整した。今季横浜FCから完全移籍で加入した近藤友喜はこの日が23歳の誕生日。戦列復帰に向け順調にステップを踏んでいる背番号33が、新たな1年での自身、そしてチームの反攻を誓った。
札幌の在籍選手29人中、2月と並んで最多タイの6人が誕生日を迎えた3月。そのバースデーラッシュの大トリを務めた近藤は、練習前のクラブハウス内でチームメートたちからの祝福の言葉を受け復帰に向けたトレーニングに臨んだ。
新加入選手ただ一人の開幕先発メンバー
先月24日に行われた福岡との開幕戦。キャンプ中に一度も離脱することなくフルメニューを消化した近藤は、今季札幌に加入した10選手の中でただ一人先発メンバーをゲット。新天地で幸先の良いスタートを切ったかに見えたが、その試合中に左ヒラメ筋の肉離れを発症し戦線離脱を余儀なくされた。「治していく上で(これまで)経験が無いので不安もありました。ケガした時はやってしまったなと自分ですぐに分かったので、自分にイライラしたというか。接触でのケガだったら仕方ないと思えるんですけど、筋肉系(のケガ)は自分に責任があるかなと」。
「もう痛みはないので、あとはコンディション」
これまで肉離れでの離脱を経験したことがなかっただけに、故障という事実が自身の気持ちに重くのしかかった。それでも決して下を向くことなく地道にリハビリメニューを実施し、20日から全体練習に部分合流できるまでに回復。順調に行けば来週中にも完全合流できる見通しで、復帰の時が確実に近づきつつある。「もう痛みはないので、あとはコンディションのところ。細かい動きだったり、高い強度を出しても(大丈夫)と確認をしながら、神戸戦でやれればいいかなと思っています」。