【一問一答】新庄監督&北山亘基 開幕5戦目の先発をじゃんけんで決定?
日本ハムの北山亘基投手(24)が開幕ローテーションに入り、4月3日の楽天戦(エスコン)に先発することが決まった。新庄剛志監督(52)が明言した。新庄監督と北山の一問一答は以下の通り。
【新庄監督】
―(自ら口を開き)
「(開幕)5戦目。北山くんには言ったんですけど。北山くんでいくと決めていて、じゃんけんして俺に勝ったら5戦目と。それで(新庄監督が)グーを出して負けました(笑)」
―ブルペンで声をかけていた時か
「そうそうそう。(北山はじゃんけんで勝った後に)危ねーって言っていました(笑)」
―監督が勝っていたら、どうしていたか
「もう決めていたので。ちょっと遊び心を交えながら」
―本人は喜んでいたか
「もちろん、もちろん。もちろんですよ。ブルペンがすさまじく良かったらしくて。順調ですね」
―先発候補だった鈴木は中継ぎで、ロング含みになるか
「うん、そうですね」
―最後まで開幕ローテを争っていた根本は
「ファームの方には行かせましたけど、準備はしておいてほしいという意味で。いつどうなるか、けがもあるだろうし、本当に先発の5人に何かあった時には、すぐいってもらうような形ですね」
【北山】
―新庄監督とのじゃんけんに勝った
「あ、聞きました?」
―聞きました
「じゃんけんに勝ちました」
―おめでとうございます
「ありがとうございます」
―じゃんけんに勝った時の気持ちは
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「危ねぇと思いました(笑)」
―今シーズン一番の勝負
「そうですね。今年1年の勝負に出て。もう明らかにグーを出す雰囲気で出してくれていたので(笑)。パーを出して勝って。優しいなと思いました」
―気が引き締まった感じか
「そうですね。死んでも譲らないっていう気持ちで。目指していたスタートラインに立つことができたんで、ほんとにもう1年かけて死ぬ気で守っていきたいなと思います」
―監督からは、じゃんけん以外には何か声をかけられたか
「じゃんけんに勝って、良かった~となって、ハイタッチしてくれて、『任せた』って言ってもらって、『しっかり頑張ります』と」
―そこで開幕ローテに入ったことを知った
「ほんと、そうです。コーチの方もたぶん、ボスが伝えるまで何もなく。ボスから言ってもらった後に、その後の予定というかスケジュールを確認するという感じでした」
―監督がブルペンに来て、何か察したか
「僕、ちょうど建山さんとしゃべっていて(近づいてくる)ボスに背中を向けていたんで、来た時に初めて気付いて。来てくれた時には『あ、なんかそういうことなのかな』というのは感じたんですけど、それまで全く分からなかったです」
―予感はなかったか
「いや、全く。すごく挑戦する立場だったので、いいピッチングしたり、たまに悪いピッチングになったりとか、そこの強弱、良い悪いがあったので、その中で誰がなってもおかしくない状況でしたし、そこは毎試合、慢心せず、というのはずっと考えていた。その積み重ねの中で選んでいただけたので、そこは良かったなと思います」
―キャンプからずっと目標にしていた開幕ローテ入り
「去年の後半にファームへ行った時から、自分で計画を立てて、目標を立ててやっていたので。そこからずっと続いている自分の取り組みの中で、分岐点になるタイミングだな、というのは想像していた。そこをすごくイメージ通り実現できたので、またその後もしっかり計画立ててやっていけたらなと思います」
―過去2年間の開幕1軍とは気持ちが違う
「そうですね。1年目は1年間いさせてもらって。去年1年間は、最後まで戦力にはなれなかったので、その悔しさはすごいありました。今年は本当に通年で、チームが優勝することに貢献する、というのが最低限の目標なので、そこは本当に死ぬ気で達成したいなと思います」
―2年前の開幕投手とは意味合いが違う
「そうですね。僕の中では本当に実力で、ちゃんと実績も少しずつ重ねていく中で、次は本当の開幕投手を取りたいな、というのももちろんありますし。その手前の段階として、開幕ローテに入った、というのは1ついいステップアップだと思う。そこから手放さないように、もっともっとステップアップしていけるように、また気を引き締めてやっていきたいなと思います」