【一問一答】松本剛 戦闘準備完了「客観的に見た時に勝てるチームだと思う」
■オープン戦 DeNA3ー2日本ハム(3月24日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの選手会長を務める松本剛外野手(30)が24日、エスコンフィールド北海道で行われたDeNA戦の後、報道陣の取材に応じた。全日程を終えたオープン戦を振り返り、29日の開幕に向けて、決意を表した。一問一答は以下の通り。
―4打席(4打数無安打)を振り返って
「まあ、状態自体は悪くないかなという感じなので。あまり気にはしていないです」
―オープン戦が終了。振り返って
「やっぱり結果を残さなければいけないという気持ちでずっと臨んでいましたし、そういう意味ではいい結果も出ていました。後半の方は自分の中でもある程度、調整というか、打席の中で試すこともできたので。すごく充実したオープン戦を過ごせたかなと思います」
―試したかったことは
「結果、結果と思って入った打席と、ある程度、この打席はこれをやろうと決めた打席は結構、割り切ってできました。自分の中でイメージ通りに送れた打席も多かった。すごくプラスに捉えていいかなと思っています」
―選手会長の立場で、これまでの2年間と比較してチームの状態をどう見ているか
「言葉にするのはすごく難しいんですけど、何か違うな、という感じは、やっている僕自身もすごく感じています。技術面、メンタル面、試合運びを含めてそうなんですけど、選手一人一人、意識の部分でも変わっているなと感じますし、自覚も出てきている選手がたくさんいるので。若い選手が多いですけど、今年はマンチュウ(万波)がレギュラーと言われているので、一緒になって引っ張っていけたらいいなと思っています」
―今季に懸けるの思いは
「僕が自分に一番、期待しているかなと思う。ファンの皆さまに喜んでもらえる、ワクワクするような打席を1打席でも多く送れるように。個人的には数字を求めて今年もやっていきたいと思っているので。チームの勝ちにつながる一本を打てるように頑張りたいと思います」
―オープン戦では2番での起用が多かった。役割をどう考えているか
「やっぱり後ろが強いですし、3、4、5番。まだ外国人選手が慣れていない部分もあると思いますけど、いい打線になると思う。今の感じだと、2番を打つのかなと思っていますし、僕が2番に入って何かアクセントになれば。前後のつながりを意識した打席を多く送れればいいかなと思っています」
―何かが違うと。勝てそうな雰囲気を感じているのか
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「勝てそうな雰囲気はあるかなと思いますし、客観的に見た時に、勝てるチームだなと僕は思うので。そう思っている選手が増えているのかなと。去年は最下位ですけど、勝てるメンバーは揃っていると思いますし、そういう部分では楽しみな存在でありたいと思います」
―キャンプ終わりは構えを重視していた。継続できているか
「そうですね。継続できていますし、見え方に関してはいい打席が多い。今のところ、いいかなと思います」
―負傷歴のある膝やアキレス腱(けん)の状態は
「アキレス腱がほんとに今年はいいので。まず1個、ストレスがないです」
―プレー中も気にせず
「そうですね。ほぼ気になっていないので。キャンプを含めて。そこが一番、ストレスがないかもしれないです」
―勝てるチームだと認識する選手が増えていると。それはどこで感じるか
「ロッカーで、ふと野球の話をしていても、具体的な話になることがある。勝てそうな気がするなと僕は思いますし、監督も言っていましたけど、スタートは大事だと思うので。気負いすぎず、硬くなりすぎず、オープン戦の延長とは言えないですけど、そういう感じで入っていければ、いい方向にいくのかなと思います」
―練習に取り組む姿勢や雰囲気も変わってきているか
「僕はそう思っていますけど、みんながどう思っているか分からないです。自覚という言葉が合っているか、分からないですけど、みんなが試合に出させてもらっていた2年間があるので。結果が残った選手、残っていない選手がいますけど、つかみ取りにいくんだという気持ちがすごい出ている選手もいますし、ある程度、(ポジションを)つかんだ選手は引っ張っていくんだ、という気持ちも感じられるので」
―打順のアクセントという話があった。どういう役割のイメージか
「やっぱり淡泊なゲームになりがちなので、どうしても。きのうもそうですし、きょうもそう。最後にゲームが動いていますけど、前半は淡泊なゲームになっている。ある程度、いい投手が来た時には五回まで1安打、2安打に抑えられているケースがオープン戦を振り返っても多いので。そこで何ができるか。もちろん、ヒットを打つことが一番いいですけど。球数を投げさせたり、ちょっと小技をやってみたり。ただ打つだけではない選手が打線の中では必ず必要だと思っているので。そういう役割もできるような状態では常にいたいなと思います」
――結果だけでなく打席でのたたずまいも大事か
「それはあると思いますね。1番から9番までいて、みんなが4番みたいな打撃をしがちな部分はあるので。そこを考えろというのも難しい話ですし、考えられる選手が9人のうち1人、2人いれば、劣勢というか、去年勝てなかった1点差ゲームで勝ちにつながるヒントじゃないですけど、そういう部分が生まれてくるのかなと思っています。技術的な部分はみんな成長していると思いますけど、いい投手が来た時、簡単には打てないと思います。そういう時に何かできる選手になりたいなと思っています」
―開幕までに詰めたいところは
「いや、特に。僕は変わらず、やっていきたいなと思っています」
―それだけいい準備ができた
「そうですね。ほんとにしっかり準備ができたと思っています。シーズンに入ったら、緊張もすると思いますし、メンタル的な部分では絶対に変わってきます。うまくいかないことばかりだと思うので、チームでどれだけカバーができるかが大事かなと思います」