ファイターズ
《ハム番24時》3月25日
22日から24日まで、鎌ケ谷で今年最初のイースタン・リーグ巨人戦が開催され、豪華な2軍監督対決が実現した。今季から日本ハムは稲葉篤紀監督(51)が指揮を執る。対するは、こちらも新たに就任した桑田真澄監督(55)だ。レジェンド同士の監督初対戦は2勝1敗で、後輩に軍配が上がった。
現役時代、ヤクルトにも在籍した稲葉監督は「僕がヤクルトの時は、桑田さんとは何度も対戦させていただきましたし、やっぱりジャイアンツを倒さないと優勝はないと思ってずっとやってきましたからね」と懐かしんでいた。
ふと、2人の対戦成績に興味が湧き、調べてみた。1997年から2004年まで毎年相まみえ、66打数18安打で打率・273、7打点1本塁打。なかなかの好成績に感じる。しかし、1年目に11打数無安打と抑え込まれた印象が強いのか、稲葉監督は「もう完全にやられてばっかりで、翻弄されました」と苦笑いだった。
互いに立場を変え、経験を積み、今年は指揮官として戦うことになった。「桑田さんがどんな教育をして、どんな育成をしているかはすごく興味があるし、どういう作戦を使ってくるんだろうというところも楽しみ」と、先輩の胸を借りながら、多くを吸収しようとしていた。残りの2軍巨人戦は、稲葉、桑田両監督の頭の中を想像しながら観戦すると、より面白くなりそうだ。