《神戸戦前日》難しいゲームが続くが、全員の力でこの状況を打破したい
■3月29日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
―町田戦から2週間空いたが、その間にケガをしていた選手が戻ってきたり、GK児玉を獲得するなどチームに大きな動きがあった。監督は今のチーム状況をどのように見ているか。
基本的に最初の週はケガ人も戻ってこなかったし、レギュラーで出場していた(何人かの)選手も(別メニューで)いなかった。(代表活動で)チェック(※スパチョーク)もいなかったし、馬場もいなかった。そういう意味では2週間あったが、実質我々に与えられていた時間は1週間だと言えるだろう。
長くリハビリをやっていた選手たちもトレーニングに戻ってきているが、離脱していた時間が長かっただけに、2週間ぐらいキャンプに行って、3試合ぐらいやって帰ってこないと、なかなかリーグ戦で戦えるような状態には持っていけないだろう。
(髙尾)瑠に関しては、昨年の年末から試合(の間隔)がだいぶ空いている中で、今年のキャンプをほとんどやっておらず、練習試合もこの間30分出ただけ。やはり試合勘、ゲーム体力という意味ではまだまだ本来の状態ではないだろう。ただ、今のチーム状況もある中で、彼とも話しながら、起用法を見極めているという段階だ。 2週間前に比べれば、チームとしてはいい状況になりつつある中での神戸戦だ。4試合戦って(勝ち点)1しか取れていないのは、決していいとは言えないし、非常に厳しい状況だと思う。もちろんサッカーなので、シーズンの入りがうまく行かなくてこういう状況になるということもあるだろう。ただこの3連戦、神戸、名古屋、G大阪と続く中で、自分たちが浮上していくきっかけとなりたい3試合であり、まずは神戸からポイントを持って帰ってきたい、そういう試合だろう。そういった意味では、この3試合というのは非常に我々にとって重要な位置付けになってくるし、全員の力でこの状況をなんとか打破していきたいと思っている。