ファイターズ
《荒木大輔のズバリ解投》理想は中継ぎ陣のローテーション制
■パ・リーグ3回戦 日本ハム3ー2ロッテ(3月31日、ZOZOマリンスタジアム)
上原の成長を確信 評価できる粘投
上原のピッチングに成長を見た。4回で被安打は「8」を数えた。先制点を献上した三回は先頭に四球。その走者を生還させた。ただ、今季初登板。当然、緊張はあっただろう。そのせいもあってか、序盤は制球にも苦労していた。その中で、大崩れしなかったところを評価したい。
三回、1点を献上し、なおも1死一、三塁で後続を断った。5番の安田を空振りの三振、続く茶谷を左飛に打ち取った。四回も先頭の中村奨に二塁打を浴び、ヒットと犠飛で1点を奪われたが、その後の2死一、二塁のピンチをしのいだ。
4回2失点降板も「首脳陣の評価は下がっていないだろう」
昨季の中盤以降、投げるたびに結果を出した。自信になっているはずだ。それ以前の上原は、打たれ出したら止まらないシーンも多かった。ピッチャーは点を取られるのが仕事と言ってもいいぐらいだ。常に無失点投球などできない。状態が悪い時もある。いかに最少失点で切り抜けられるか。今回の登板。決して首脳陣の評価は下がっていないだろう。
バックも堅守 完璧だった中継プレー
好守も上原をもり立てた。一回2死一、二塁のピンチで安田が右前打。右翼手の万波→二塁手の細川と完璧な中継で二走の生還を阻止した。