山崎福也 2日の楽天戦に先発 新天地で仲を深める「ばいそんくん」へ贈ったサプライズプレゼントとは
期待の新戦力左腕 ホーム開幕戦へ、いざ出陣
オリックスからフリーエージェント(FA)権を行使して日本ハムに移籍した山崎福也投手(31)が2日に行われる楽天との本拠地開幕戦(エスコンフィールド北海道)に先発する。
気の合う7年目サウスポー 31日のロッテ戦で5年ぶり勝利
貴重な戦力として加わったサウスポーが、新天地で交流を深めている選手がいる。3月31日のロッテ戦(ZOZOマリン)で、5年ぶりの白星を挙げた北浦竜次投手(24)だ。「ばいそんくん」と呼ばれている中継ぎ左腕が、仲良くなったきっかけなどを明かした。
恒例となったスキンシップ 北浦「愛情っす。うれしいことですね」
試合前に中堅付近で行われているピッチャー陣の練習で、最近よく見かける光景がある。山崎と北浦がじゃれ合っているシーンだ。7つ上の先輩からの愛あふれるスキンシップに、後輩は「よく話しかけてくれて、(チーム内で)交流が多いのが僕かなと思います。お尻を触られたり、蹴られたりします。愛情っす。愛情。うれしいことですね」と、はにかむ。
距離を縮めたきっかけは、やはり「ばいそん」
2月の春季キャンプ中には山崎が、仲良くなれそうな選手に「北浦が面白かったです。みんなから結構いじられていて」と名前を挙げていた。よく会話を交わすようになったのは、下半身イジリが関係している。
強じんな下半身を誇る北浦の異名は、大型の野牛から「ばいそん」。「特にきっかけはないですけど、結局あれなのかな。みんな僕の下半身をいじるので、そこから入っていって。それですかね」
心の距離が縮まるとともにニックネームも進化
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親しくなっていくうちに、山崎の呼び方も変わった。「僕、ばいそんくんって言われているんですよ。最初キャンプの時は北浦くんだったんですけど、知らぬ間に。ばいそんって何? と言われて説明して。最近は、ばいそんくん、ばいそんくんと呼ばれるので、はいっ、て」と、ちょっぴり照れくさそうだった。
先輩からは質問攻め 「ご飯、何食べているの?」「俺って壁ある?」
本拠地・エスコンフィールド北海道のロッカーも近いという。「自然と会話ができて。福也さんも来たばかりなので、分からないことを僕に聞いてきてくれて、教えて」。まだ一緒に食事へ行ったことはないが「ご飯、何食べているの?」と、よく聞かれるそうだ。
イケメンでオーラがある左腕から、ちょっとした悩みを相談されることもある。「まだしゃべれていない選手もいるらしいです。気にしていますね。この前も北山のことを『何て呼べばいい?』と聞いてきたので、北山でいいと思いますよと。俺って壁ある? しゃべりずらい? と毎回、聞かれるんですけど、僕からしたらないです」
思いがけない贈り物 開幕直前に高級ブランドのパーカ
シーズン開幕直前には、うれしいサプライズプレゼントをもらった。「エスコンの試合日に、パーカ着る?みたいな。あした持ってくるって、バレンシアガのオーバーサイズのパーカをもらいました。福也さんがあまり着ないから、ばいそんくんにあげるよって。いきなりでした」。人気の高級ブランド・バレンシアガのロゴが表と裏に入った紺色のパーカを手渡された。
気遣いに大感激 「大切に着ています」
オシャレなことで知られる山崎の私物に、「ブランド品、着ないです。ユニクロとかH&Mで済ます」という北浦は大感激。「大切に着ています」と、ウキウキで着用している。突然の贈り物で、2人の距離はますます縮まったに違いない。