ヴォレアス 首位叩き3連勝
■Vリーグ男子2部(13日、旭川市リアルター夢りんご体育館)
ヴォレアス北海道は、首位・トヨタ自動車を3―0で下し、開幕から無傷の3連勝を飾った。開幕戦20得点の張育陞(21、チャン・ユー・シェン)がこの日もチームトップの15得点で勝利に貢献した。サフィルヴァ北海道は、リーグ4連覇中の富士通に1―3で敗れ、開幕3連敗となった。きょう14日は、ヴォレアス対サフィルヴァの「北海道ダービー」が旭川で行われる。
張15得点でけん引
ヴォレアスが格の違いを見せつけた。トヨタ自動車は、18―19シーズンに唯一黒星を喫していた相手。毎年上位争いを繰り広げている難敵をストレートで下し、エド・クライン監督(40)は「ゲームプランを遂行することができた。強いチームに3―0で勝つことができたのは満足している」とうなずいた。
序盤こそ拮抗した展開が続いたが、若き点取り屋がチームに火を付けた。第2セット開始直後。張の強烈なジャンプサーブが相手の守備を翻弄した。鋭く変化するボールで次々と相手のレシーブをはじき、3連続サービスエース。アタックでも10得点を挙げ、攻撃をけん引した。
きょう14日はサフィルヴァとの「北海道ダービー」に臨む。張は「勝つ自信がある。(注目選手は?)自分」と言い放ち、意気揚々と会場を後した。(島山知房)
■サフィルヴァ3連敗
V2王者に食らいついたサフィルヴァだったが、今季初勝利には届かなかった。幸先良く第1セットを先取。しかし、デュースに突入した第2セットで競り負けると、その後も連続でセットを落とし逆転負けを喫した。V1サントリーから期限付き移籍で今季加入し、チームトップの21得点を挙げた鳥飼亜斗夢(25)は「1点欲しいところでのミスが何本かあった。次の試合は修正していきたい」と巻き返しを誓った。