ファイターズ
東京五輪スケボー銀メダルの開心那が始球式 「パリ(五輪)に出られるように」
■パ・リーグ1回戦 楽天-日本ハム(4月2日、エスコンフィールド北海道)
自身2度目の大役 ノーバン投球で心那スマイル
21年の東京五輪で銀メダルを獲得した道産子スケートボーダー・開心那(15)が2日、エスコンフィールドで行われた日本ハム―楽天戦で始球式を行った。新庄監督と同じ背番号1のユニホームをまとい、「ボール系の運動は得意じゃない」と緊張気味にマウンドに立ったが、華麗なノーバウンド投球を披露。ホーム開幕戦に詰めかけた大観衆を沸かせた。
自身2度目の〝大役〟を振り返り「すごい光栄なこと。満席というのも聞いていたので、すごいいろいろな人が見ている中で投げるのは緊張しました。投げる前はすごい緊張したけど、バウンドせずに投げられて良かったです。(スケートボードの試合とは)また違う緊張の仕方。(点数は)100点。(エスコンは)初めてで、最初、入った瞬間に、野球が見られる感じになっていて、すごく広くて、食べるところもいっぱいあって、すごいなと思いました」と初々しい笑顔を見せた。
狙うは2大会連続の五輪出場
東京五輪の時と比べ、身長は約10センチ伸びた。本業も、まだまだ成長期だ。今後は2大会連続の五輪出場を目指し、予選大会に臨む。「来月また、パリオリンピックに向けての大会があと2戦あるので、そこでまたいい結果を出して、パリオリンピックに出られるように頑張りたいと思います」と気合を入れていた。