《名古屋戦後》32年間の監督キャリアの中で一番残念でがっかりしたゲーム
■J1第6節 札幌1-2名古屋(4月3日、札幌ドーム)
―試合を振り返って
今日のゲームは、私が32年間の監督キャリアの中で、一番残念でがっかりしたゲームのひとつと数えてもいい敗戦だろう。
選手たちは立ち上がりから素晴らしいプレーを見せてくれた。運動量、球際の強さ、そしてチャンスメーク、相手を前半から圧倒していたし、そういう中で我々がリードすることができた前半であった。
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後半もいいプレーをしていたが、残念ながらファウルでPKを取られて1点失った。その後も、ゲームを支配し、得点するべく攻撃を重ねたが、原因を突き止めるのが難しい、もったいない失点をして敗れてしまった。
ゲーム内容が素晴らしかっただけに、勝てなかったというのは非常に残念だ。再び勝ち点ゼロで終わってしまったことを悔しく思っている。ただ、今日のゲームは非常にインテンシティーの高い、テンポの速いゲームであった。
このテンポの速いサッカーで90分戦うのは、今のチーム状態からすると、まだ難しい部分はある。それでも選手たちは自分たちの本来の姿を見せることができたゲームだった。敗れはしたが、次に向かっていける、そういうゲームを見せられたのではないか。