ファイターズ
野村佑希が待望の今季初安打! トンネル脱出へ「昨日の夜も気付いたら、自分の動画を見ていた」
■パ・リーグ2回戦 楽天2-4日本ハム(4月3日、エスコンフィールド北海道)
開幕から13打席目で右前に安打
復調を告げる一打が飛び出した。日本ハムの野村佑希内野手(23)が3日、楽天戦に「5番・三塁」で出場し、四回の第2打席で今季初安打となる右前打を放った。シーズン開幕から13打席目で待望のHランプを灯し「良かったです…」と、安堵の表情を浮かべた。
長打ならずもスタンドからは拍手
迷い込んだトンネルを、自力で打ち破った。「後手に回らないように」の言葉通り、初球の変化球にバットを合わせると、白球は右翼手の手前で弾んだ。勢い良く一塁ベースを蹴った野村は、惜しくも二塁でタッチアウト。長打こそ逃したが、ベンチへ戻る背番号5に、スタンドから惜しみない拍手が注がれた。
「(2度好機で凡退した)昨日もたくさん期待してもらっていた。自分も苦しかったけど、見ている方も本当に落胆したと思う。なんとか、これから期待に応えられるようにしたい」
オープン戦では打率.311も
産みの苦しみを、これでもかと味わった。オープン戦では打率.311をマーク。春季キャンプから技術を磨き、十分な手応えを得てシーズンに突入したはずだった。