■全体練習（４月４日、エスコンフィールド北海道）

　日本ハムの伊藤大海投手（２６）が５日、エスコンフィールド北海道で行われる西武戦に先発する。３月２９日の開幕戦(ZOZOマリン）では６回無失点で勝利投手になった。昨季は本拠地で１勝７敗の防御率５.１０と苦戦した道産子右腕が、気合十分でホームのマウンドに上がる。４日の練習後、取材に応じた一問一答は以下の通り。

―ホームのユニホームを着て練習していた
「気合入れてこれで来たんですけど、あした、これじゃなかったです。ハハハ。エスコンの（１周年ユニホーム）。全然これじゃなかったです（笑）」

―１周年ユニホームの着心地は
「１回、撮影で着て、ちょっとこの後、着てみようかなって」

―本拠地での登板は今季初
「そうっすね。きのう（３日）もいい勝ち方しているので、しっかり勝つチャンスを多く与えられるようなピッチングをしたいです」

―昨季は本拠地で、なかなか勝利を挙げられなかった
「そうっすね。あまり気にせずに、まず初回しっかり入っていければと思います」

―結果が出なかった原因は
「なんすかね。そもそも投げていい感じが、どこで投げてもなかったので、環境下というより自分のコンディションも含めて技術不足が多かった。あしたはそういうところを気にせずに、しっかり投げたいなと思います」

―オフはエスコンで自主トレをしていた
「しっかりここでやってきたことを、あしたいい形で出せればと思うので、先制点を与えないように、そこだけ第１の目標にしてマウンドに上がれたらなと思います」

―西武・今井との投げ合い

「先週、すごくいいピッチングをしていましたし、手ごわい相手かなと思いますし、負けないようにしっかりやりたいです」

―スマートウオッチでは心拍数を測っている
「心拍数とか見ながら。ゲームにというより最近、健康意識が高くなったので、長く野球をやりたいなっていろんなことをチェックしています」

―右打者へのスイーパーの手応えは
「効果的に投げられていますし、もう少し左バッターにも使えたらなっていうのはありますけど。今のところ、いつでもストライクが取れてしっくりきています」

―スプリットは
「前回の登板は良かったですけど、（屋外の）マリンだったので、あまり良く捉えすぎないように。室内で投げた時にどうなるか。一番、素直なボールだと思うので、そこはあした、早いうちに見極めて、何を軸にするのか決められたらなと思います」

―スプリットを投げる狙いは
「どうですかね？　もちろん決め球としても、カウントとしても使えますし、曲がり球が安定している分、そっちをうまく使いつつ、どっちもこう、引き立て役というか、うまい感じに使えればなと思うので、パーセンテージは同じような感じでいきたいです」

―投球のパーセンテージを意識している
「決着のつかないボールをたくさん投げてもしょうがないので。（いろんな球種を）交ぜて交ぜてという方がいいかなって。それが僕の特長かなと思うので、理解してやっていけたらなと思います」

―前回登板は６回を投げて９奪三振だった
「三振は一番リスクの少ないアウトの取り方。取れるところで取れるのがすごく理想だと思いますし、意識してやってきた部分なので、そこは結果になっているのがうれしいです。ここからどうなるか分からないですけど、継続して狙うところは狙って取れたらなと思います」

―貯金１で臨むマウンドは
「変わらないですけど、（自分は）１回勝っただけなので。前回いいピッチングして、次が大事だと思うので、気を引き締めて初回からしっかりやっていけるよう頑張ります」