【プレーバック・写真入り】パ・リーグ1回戦 西武2-3日本ハム(4月5日、エスコンフィールド北海道)
延長十二回の末にサヨナラ勝ち マルティネスが値千金の犠飛
日本ハムは西武と対戦し、延長十二回の末に3―2でサヨナラ勝ち。4時間22分に及ぶ激戦を制し、今季初の2連勝を飾った。
2―2の延長十二回、先頭の代打・石井一成内野手(29)が中前打。続く1番の加藤豪将内野手(29)は右前にはじき返し、無死一、三塁とした。2番の松本剛外野手(30)は申告敬遠で無死満塁となった。ここで3番の万波中正外野手(23)は浅い左飛に倒れたが、4番のアリエル・マルティネス捕手(27)がセンターへ犠飛を放ち、熱戦に終止符を打った。
序盤は相手先発・今井の前に決定打を欠いていた。それでも0―2の七回、2本のヒットと死球で無死満塁のチャンスをつくり、奈良間大己内野手(23)の中犠飛で1点差。さらに1死一、二塁で代打の郡司裕也捕手(26)が右前打。相手守備の乱れも重なり、二走の田宮が同点のホームに生還した。
投げては先発の伊藤大海投手(26)が7回3安打2失点と好投した。2番手で登板した金村尚真投手(23)は1イニング目の八回に1死一、三塁のピンチを迎えたものの失点を食い止め、結果2回を無失点に抑えた。十回からは3投手が無失点リレー披露。3番手の田中正義投手(29)と4番手の河野竜生投手(25)は1回をパーフェクトに封じた。ラスト十二回のマウンドに上がった北浦竜次投手(24)は1死二塁のピンチをしのぎ、サヨナラ勝ちにつなげた。
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「自分が結果を出していない自覚はありましたし、分かっていたことなので身体的にはいいコンディションだったんですけど、さすがにこんなに長い期間、結果を出せないことはなかったので、フラストレーションがたまっていたんですけど、きょう最後の打席に立つ時にそのフラストレーションをなんとか吹き飛ばしてやるんだ、結果を残せない分を取り返してやるんだと強い気持ちで臨みました。試合だったり、グラウンド上でチームメートの活気的なプレーが自分を励ましてくれた」
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