ファイターズ
2024/04/06 20:25

田宮裕涼 打ちまくって打順昇格 初5番でマルチも「加藤(貴)さんで勝ちたかった」

二回1死、左前打を放った田宮(左)=撮影・松本奈央

■パ・リーグ2回戦 西武5ー2日本ハム(4月6日、エスコンフィールド北海道)

売り出し中の6年目捕手 今季全7試合中4試合で複数安打

 日本ハムの田宮裕涼捕手(23)が初めてスタメンの5番に抜てきされた。6日の西武戦(エスコンフィールド北海道)は前日の6番から1つ打順を上げて出場。相手先発の隅田知一郎投手(24)から二回に左前打を放つなど、今季4度目のマルチ安打を記録し、期待に応えた。

クリーンアップの重圧もなんのその

 首脳陣の評価はうなぎ上りだ。開幕戦の打順は9番だったが、3戦目は7番に上がり、5戦目は6番に入った。とうとうこの日は中軸に昇格。意気に感じながらも、重圧につぶされることはなく「試合に出させてもらっているので、しっかり自分の仕事をしたい。打順は関係なく、自分のできることをしっかりやりたい」と心に決めて打席に立った。

ここまで21打数11安打 リーグトップの打率.524 

 二回の安打に続き、九回は水上の低めのスライダーを右前にはじき返し、チャンスを拡大した。追い込まれてもしぶとく粘り、甘い球を待つスタイルで活路を開いている。快音が止まらない。開幕から7試合消化時点で、21打数11安打の打率・524。リーグトップを走っている。

投手のリードを最優先 打撃は「回ってきたら集中する」

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