【プレーバック・写真入り】パ・リーグ3回戦 西武11-1日本ハム(4月7日、エスコンフィールド北海道)
2桁失点を喫し今季初の2連敗 先発の上原は5回6安打5失点
日本ハムは西武と本拠地で対戦し、2桁失点となる1-11で今季初の2連敗を許した。先発の上原健太投手(30)は5回6安打5失点。立ち上がりの制球が悪く、一回先頭から2者連続四球でいきなり無死一、二塁のピンチを招くと、続く西武・外崎に先制の二塁打を打たれ、元日本ハムで道産子の佐藤龍世内野手(27)にも2点打を浴びた。四回も先頭の栗山に内野安打で出塁を許すと、岸に適時二塁打を浴び、さらに源田にもタイムリーを許した。
六回から登板した生田目翼投手(29)は最初の2回は幸先良く3者凡退に抑えたが、クリーンアップから始まった八回は先頭の外崎に四球を与えてから大崩れ。アギラーに三塁・野村のグラブを弾く左前打を浴びて無死一、二塁。続く栗山に中前打を浴びて追加点を許した。さらに佐藤龍に二つ目の四球を出して満塁にされると、岸には右翼線へ2点適時二塁打を浴び、マウンドを降りた。ここで代わった山本拓実投手(24)も初球を痛打され右中間に2点二塁打。その後に適時内野安打も許すなど結局、この回は6失点を喫した。
打線はその裏に代打攻勢。先頭の代打・中島卓也内野手(33)が初球を右前に運び、続く代打・伏見寅威捕手(33)が三塁の失策を誘って無死一、二塁。1死後、アンドリュー・スティーブンソン外野手(29)の一塁内野安打で満塁とすると、代打・細野凌平内野手(21)が10球粘って押し出しの四球を選び、ようやく1点を返した。
九回は4番手・杉浦稔大投手(32)が無失点に抑えて反撃を待ったが、先頭のアリエル・マルティネス捕手(27)が中越え二塁打を放ってチャンスは演出したものの、その後が続かなかった。
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■建山投手コーチの先発・上原と1軍に昇格する根本についてのコメント
「ブルペンは良かったんですけどね、それが試合でうまく出なかったです。本当に上原らしくないというか、四球、四球というのはあまり去年もなかったし、本人もそういうところを一番、気をつけている投手なので、技術的な点では修正しないといけないところがあると思います。今回は真っすぐの力があったけど、ゾーンにいかなかった。あっという間に3点を取られて。いろんな課題はありますよね。球が走っていたから力みが出て、逆に抜けたのか、とか。そこはいろんな要素がある。(2軍では)らしさというか、小手先に走っているので、もう一度、自分らしさというのをファームの方で取り戻してもらって、待機していてほしい。(昇格する根本は)最後、チャンスが巡ってくるか、というところで開幕に残れなかったので、それがこうやって早々にチャンスが来たので、鼻息荒くやってもらいたいし、それこそ根本らしさ、自分らしさがしっかり出るように、次の登板に向けて期待しています」