札幌FW金健熙が全体練習に合流 完全復帰へ秒読み
■4月9日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は、今季初勝利を挙げた6日のG大阪戦から2日間のオフを挟み練習を再開。G大阪戦に先発出場した選手はボール回しなど軽いメニューで終えた。グロインペイン(股関節痛)の影響で、一部メニューに留まっていたFW金健熙(29)が、今季初めて全体練習に完全合流。8対8のミニゲームでは軽快な動きを披露した。早ければ、17日のルヴァン杯2回戦のアウェー沼津戦で今季初のベンチ入りが見えてきた。
早ければ17日ルヴァン杯でベンチ入りも
加入3季目となる韓流ストライカーの復活ロードが、いよいよ現実のものとなってきた。ミニゲームでは右足でゴールを決めるシーンもあり「多少の不安はありましたけど、やってみたら痛みもなく大丈夫だった。そのままやっていければ」と充実感をにじませた。
昨夏から慢性的な痛みに苦しみ…
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
昨夏から長引く慢性的な症状に苦しめられ、オフに入って本格的に治療に専念した。1月に合流してからも別メニュー調整が続いていたが、体のバランスを整えるストレッチやマッサージを通じて、ようやく回復。4月1日から全体練習に部分参加していた。「リハビリ期間も長かったので、再発の不安はありながら、嬉しさもある。回復具合は6、7割。去年の12月から合流していないので、試合勘を戻していきたい」。残り3割は、紅白戦など実戦を通じて確認していく。
「選ぶ、選ばないは監督の判断」
初勝利を挙げた前節では、FW鈴木武蔵(30)が契約上出場できなかったとは言え、ベンチメンバーにFW登録の選手は不在。札幌は4戦連続で得点をマークしているが、複数得点には至っていないため、金健熙の復帰はチームとしても歓迎だ。「いきなり先発はないだろうし、短い時間、5分10分であれば、今週の状況を見ながら早く試合に絡んでいきたい。選ぶ、選ばないは監督の判断」。アピールを続けながら、完全復活への道を加速させていく。