札幌MF田中克幸 第二の故郷・ビッグスワンで無敗記録更新だ
■4月10日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は、13日のアウェー新潟戦(デンカビッグスワンスタジアム、午後2時キックオフ)へ向けてハーフコートでの11対11などで調整した。今季新加入した岡山県出身のMF田中克幸(22)は、新潟・帝京長岡高で3年間を過ごした。当時、会場となるデンカビッグスワンスタジアムでは公式戦負けなしを誇る。なんとしても遠征メンバー入りして、応援に駆けつける予定の恩師や現役生に成長した姿を見せる。
帝京長岡高校時代、公式戦負けなし
高校卒業以来、4年ぶり凱旋試合の実現が迫っている。帝京長岡では2年時にU-17日本代表選出。3年の全国高校選手権準決勝、青森山田戦でスーパーゴールを決め一躍注目の存在になった。「行きたい気持ちはあったんですけど、なかなかタイミング合わなくて。久々の新潟なので楽しみ。選手権の決勝は、いつもビッグスワンでやっていて、公式戦ではまだ負けたことがない。ぜひ行った際には活躍して、チームの勝利に貢献できれば」。ゲンの良さをチームの勝利にも繋げる。
「久々の新潟なので楽しみ」
高校時代、新潟U-18とは北信越プリンスリーグで対戦。トップチームの試合を見る機会もあった。「当時、僕が高校の時には帝京長岡の先輩の小塚和季さんが甲府にいたので、同じJ2でアルビやる時には、長岡高校全員で応援に駆けつけたりしてました。代表戦がビッグスワンでやった時は行ったりしてた」と、慣れ親しんだスタジアムだ。
新潟では同世代が何人も活躍している。FW小見洋太(21)とはU-18日本代表のスペイン遠征で一緒にプレー。MF松田詠太郎(22)は同学年で、DF秋山裕紀(23)は1学年先輩。「新潟はポゼッションがすごくうまい。同世代の選手たちも出て活躍してるので負けられない。相手をリスペクトする気持ちはありますけど、コンサのサッカーを思う存分発揮すれば、結果も自ずと出てくる」。3人ともプロの世界では先輩だが、対等にやれるところを証明する。