水谷瞬 11日のソフトバンク戦で1軍デビューへ 「元気にプレーすることが恩返しになる」
新庄監督がスタメン起用を明言
日本ハムの新庄剛志監督(52)が、11日に行われるソフトバンク戦(北九州)で、水谷瞬外野手(23)をスタメン起用することを明言した。プロ6年目の水谷は、9日に初の1軍昇格を果たしチームに合流。フリー打撃で柵越えを連発するなど好調ぶりをアピールしていた。
指揮官から直接ゲキも 「1軍と思わず、自然体で打席に立ちなさい」
未完の大器が、いよいよベールを脱ぐ。相手先発はサウスポーの大関。水谷の起用について報道陣から問われた指揮官は「あります、あります。頭から。ソフトバンクからうちに来て、すごい思いがあると思う。僕はそういうのを大事にしたい。彼は2軍で、ものすごく良いバッティングをしていた。ここを1軍の舞台と思わず、自然体で打席に立ちなさいと伝えました」と先発出場を予告した。
イースタン・リーグ13試合で4本塁打12打点
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2軍戦では4本塁打、12打点をマーク。長打力を遺憾なく発揮し、猛アピールを続けていた。開幕1軍こそ逃したが、水谷は「自分の中で歯がゆさはあったけど、そういう評価だったっていうこと。ファイターズに来た時点で、イチから(のスタート)ってことをテーマにやってきた。また、やるだけだっていう気持ちでいました」と現実を受け入れて、技術を磨いてきた。
思いの詰まったスタジアムから再始動
1軍デビュー戦の舞台・北九州市民球場は、下積み時代に何度もプレーした球場だ。「去年は小久保さんの愛のムチで、トータル2カ月半ぐらい3軍にいた。その時に北九州で3軍戦に出て、状態を上げるきっかけをもらった。何試合もプレーした球場で、思い入れがある。元気にプレーすることが恩返しになると思う」。思い出が詰まったスタジアムで、古巣との一戦に挑む。