札幌GK菅野孝憲が公式アプリ開設 新潟戦でさっそく勝利の報を届ける「90分走り続けて、またゼロで勝ちたい」
■4月11日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は13日のアウェー新潟戦(デンカS)に向けたミーティングを行った後、攻撃練習や11対11などで調整した。前節のホームG大阪戦(1〇0)で体を張った守備を見せ、チームの今季初勝利を見事に完封で飾ったGK菅野孝憲(39)。ファン・サポーターに向けて新たなチャレンジをスタートさせた守護神が、さっそく吉報を届けるべく2連勝を誓った。
前節完封勝利、ここから連勝街道へ
リーグ戦7試合目にして、待望の今季初勝利をつかみ取った札幌。菅野も11本のシュートを浴び、後半3分にはシュートを放った後の相手の足が顔面に当たるアクシデントがありながらも、最後まで札幌ゴール前に立ちはだかってG大阪攻撃陣をシャットアウトした。初勝利の勢いに乗って、ここから連勝街道ばく進と気勢を上げたいところだが、リーグ戦通算605試合出場を誇る百戦錬磨のベテランは「監督も言っているように、1試合で大きく状況も変わらないですし、そういう意味でも練習に集中してもっと良くなろうとか、次の試合にどうやって勝つのかとか、そういうことに集中するのが大事だと思う」と、あくまでも冷静かつ自然体で次戦に臨む。「すごくいい練習ができているので、みんなが勝つ姿勢をグラウンドで見せられれば、また前節のような戦いができるんじゃないかなと思っています」。
公式アプリ『Takanori Sugeno Official APP』スタート
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そんな菅野が10日から自身の公式アプリ『Takanori Sugeno Official APP』をスタートさせた。「自分のオフィシャルの場面で、ひとつの場所、コミュニティーをつくりたいなと思っていて。それがアプリという感じになりました」と立ち上げの意図を説明する。
「自分の声が必要かな、そういう場をつくれないかな」
「サポーターへの恩返しを形として、アプリ限定でプレゼントしたり。あとは試合後の生の声ってすごい大事だと思うので。記者会見の映像とか、メディアを通すといろんなものがやっぱり難しいじゃないですか。自分の声が必要かなと思って、そういう場をつくれないかなと思っていたので。試合後に、出場した試合に関しては(ムービーで)振り返りコンテンツとして、会員の方に限定で届けていきたいなという感じです」と、さまざまな仕掛けを考えているそう。試合の振り返りコンテンツは新潟戦からのスタートを想定しているそうだ。
次節勝利で一気に降格圏脱出も
初勝利を挙げたものの、札幌は依然として最下位のまま。だが新潟に勝利すれば他会場の結果次第では最下位脱出はもちろん、一気に下位3チーム対象の降格圏から脱出する可能性もある。「(対戦相手が)新潟だろうが何だろうが、目の前の試合でどんな相手でも勝つ。自分たちのサッカーをして勝つことを今週もできたと思うので。そういう意味でも、とにかく目の前のチーム、目の前の相手に対して90分走り続けて、またゼロで勝ちたいなと思います」。公式アプリ開設という新たなチャレンジを始めた背番号1が、直後の一戦からさっそく札幌サポーターへ勝利の喜びの声を届ける。