《新潟戦前日》1勝したからといっても、まだまだやるべきことはたくさんある
■4月12日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
―前節G大阪戦で待望の今季初勝利。先週までと比べて良い気分で1週間を過ごされたのでは
もちろん3ポイントを取れたら、こういうふうにポジティブになるのは当然のことだろう。特に5連敗した後だったので、そういう雰囲気になるのはもちろんそうだろう。
ただ、サッカーというのはあらゆることが起こりうるスポーツなので、1勝したからといっても、まだまだやるべきことはたくさんある。もちろん勝ったことは良いことであるしポジティブではあるが、やることは変わらない。毎週次の対戦相手に対して良い準備をして、また勝ち点3を取りに行く。その準備をすることが大事だと思っている。
キャンプ中に抜けた選手もたくさん戻ってきているし、コンディションも毎週毎週少しずつ上がってきているので、その選手たちがもっとチームの力になってくれると思っている。もちろん何カ月も抜けていた選手もいるので、1、2試合やったからといって100%の状態にはならない。そういったところをうまく調整しながら良い状態の選手を使っていきたい。
敗れてはしまったが名古屋戦、そしてG大阪戦は良いゲームができていた。何が今までと違ったかというと、(宮澤)裕樹が帰ってきたことはチームとしてとても大きかったように感じている。まだケガで抜けている選手がいるが、もう少しで帰ってこられると思う。そこが帰ってきて良い状態になれば、またチームとしても状態が上がってくるだろう。ただそういった状況を踏まえても、一番我々が今後求めるのは、やはり走る、戦うというベースのところを全員が追求してやっていくこと。そのベースを高めることが大事だと思っている。
―選手たちも故障からかなり戻ってきている。監督としても良い意味で頭を悩ませる状況になってきたのではないか