札幌MF浅野雄也 今年もデンカSからゴールラッシュだ! 13日アウェー新潟戦(予想スタメン付き)
■4月12日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
札幌加入後初ゴールの地
北海道コンサドーレ札幌は13日のアウェー新潟戦(デンカS、午後2時キックオフ)に向けて、パス練習やセットプレー練習などで最終調整を実施。練習終了後、遠征メンバーは敵地へ向かった。MF浅野雄也(28)は昨季、デンカSで札幌加入後初ゴールをゲットしてから得点を量産し、最終的にはキャリアハイとなる12得点をマークした。昨季のチーム得点王が、思い出の地で再びゴールショーの幕を開けてみせる。
「チームも個人的にも勢いに乗りたい」
浅野が今年も新潟の地からゴール量産態勢に突入する。ここまでのリーグ戦7試合全てで出場を果たしているが、第2節のアウェー鳥栖戦(0●4)で痛恨のPK失敗を経験するなど未だ無得点。自身も「遅いですけど、点取るの」と口にするが、昨年も第7節の時点ではまだ2得点。第9節からの6試合で6得点を上積みして一気にチームのトップスコアラーへ登り詰めただけに、ここからの巻き返しは十分射程圏内だ。「とりあえず点を取って、チームも個人的にも勢いに乗りたいなと思っています」と、札幌初ゴールの地できっかけをつくり、昨季の再現を目論む。
G大阪戦の決勝点の起点に
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5連敗を含む開幕6戦勝ち無しと厳しいスタートを切ったが、リーグ戦7試合目の前節、ホームG大阪戦(1〇0)でついに待望の今季初勝利。決勝点は後半28分に生まれたMF宮澤裕樹(34)のヘディングシュートだったが、好クロスでアシストしたMF長谷川竜也(30)に相手2選手の隙間を縫う絶妙なパスを送り、起点となったのが今季主に右ウイングバックで起用されている浅野だった。
左利きながら右サイド起用の術つかむ
「竜也くんの顔を出す場所もうまかったかなと思います」と長谷川のポジショニングを絶賛する一方で、「そこ(右サイド)からどんどん抜けていって、サイドをえぐってマイナスでポンとかいうのが理想なんですけど、どうしても僕は左(足)で持っちゃうので。だからこそああいう形でうまいことできたかなと思っています」と自身のプレーを振り返る。左利きながら右サイドで起用されることの難しさを感じつつも、その中で自らを輝かせる術を手中に収めつつあるようだ。
ゴールと勝利で降格圏から脱出だ
プレー面、そして得点に絡んだことで気分的にも上向きの状態で迎える新潟戦。「前節ホームで勝てたので、その勢いを次のアウェーでも。自分たちのサッカーを見せつける意味でも(大事なのは)やっぱりゴールと勝利かなと思っているので、そこはぶれずに頑張りたいな」。最下位、そして降格圏からの脱出がかかる大事な一戦。昨年幾多のゴールでチームを勝利に導いた背番号18が、今年もその左足でチームを上昇気流に乗せる。