ファイターズ
2024/04/12 21:05

《ハム番24時》4月12日

 チームは変わっても、明るさや人懐っこさは全く変わっていなかった。この日は、今季初のオリックス戦。京セラドームで試合前練習の準備をしていた日本ハムの選手たちの元へ、一足先に練習を終えた吉田輝星が歩み寄った。すぐに人だかりができ、先輩、後輩、同学年を問わず、一人一人とグータッチをしたり、抱き合ったり、思い思いの方法で再会を喜んでいた。

 同い年で5年間、何度もバッテリーを組んできた田宮は「1軍で会えて、うれしいですね。まず、僕が1軍にいられて良かったです」とにっこり。初対戦へ向け「きのう(11日の登板)も見ました。2三振取ってましたね」と映像はチェック済みで、「(捕手として)たくさん(投球を)受けていたので、他のピッチャーよりは、チャンスがあるかなと思います。(狙いは)来た球を打つ。ピッチャー返し。もちろん打ち返します」と〝輝星撃ち〟に自信をのぞかせていた。

 楽しそうにじゃれ合っていた同期入団の生田目は「調子良いね-みたいな、たわいもない話をしました。1軍で、輝星にも(同じく昨季までチームメートだった)井口さんにも会えて、うれしかったですね。 輝星と、井口さんと、あと(ロッテに移籍した)西村さんの登板は、時間がある時は見ています。見ると、自分も頑張ろうって思いますね。中継ぎはチームを離れた人も含めて、ワンチームで頑張っています。みんな仲いいし、雰囲気も良いし、やりやすいです」と、かつての仲間たちから大いに刺激を受けているようだった。

 たとえ敵になろうと、苦楽をともにして築いた絆は簡単にはなくならない。試合前の笑顔あふれる交流を間近で見て、そう感じた。

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