高校野球
2024/04/15 15:00

【’24ドラフト道産子有望株】①北照のUー18侍ジャパン候補・146キロ左腕・高橋幸佑投手

最速146キロ左腕の北照・高橋幸佑投手=撮影・西川薫

5月から各地で春季全道高校野球の支部予選

 今年は甲子園開業100周年。夏の全国高校選手権の前哨戦となる、春季全道高校野球の支部予選が、5月上旬から全道10支部で開幕する。道新スポーツデジタルでは、この秋のドラフト会議で指名が期待される選手を先取り。「’24ドラフト道産子有望株」と題して紹介する。

 第1回は、4月4日から6日まで奈良県で行われた日本代表「侍ジャパン」U-18代表候補選手強化合宿に、北海道からただ1人選出された北照の左腕・高橋幸佑投手(3年)。中学までの2段モーションを高校では封印していたが、今春の解禁を追い風に同合宿では自己最速を更新する146キロをマーク。一躍全国に名を知られた。夏までに150キロの大台到達を目標に掲げ、同校5年ぶりの甲子園出場を狙う。

昨年の秋季全道高校野球小樽支部予選で好投した北照・高橋

 

代表候補合宿の紅白戦で2イニング1安打無失点3K

 代表候補のメンバーは全員3年生で、選抜甲子園で優勝した群馬・健大高崎の佐藤龍月投手(2年)らは選出されていなかったが、大阪桐蔭・平嶋桂知投手(3年)ら全国の精鋭15投手が参加。その中で高橋は1回の表と裏の2イニングを投げ、プロ注目の神村学園の正林輝大(3年)を外角直球で空振り三振に仕留めるなど、7人と対戦し1安打無失点3奪三振。「紅白戦では、自分の一番自信のある真っすぐも、すごいキレもあって、出力も出せていて、小倉監督にもお褒めの言葉をいただいた」と自信を深め、集まった12球団のスカウトにも強烈な印象を残した。

 関東遠征では横浜、浦和学院、二松学舎、健大高崎、千葉商大、学法石川と対戦して5勝1分けと負けなし。「このまま、甲子園まで負けなしで行きたい。十分狙えるチームになってきてると思う。まずは甲子園に出場することを目標にして、そこから上林先生に勝利をプレゼントしたい」と意気込む。

憧れはWBC日本代表左腕(高橋の投球動画あり)

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