大学・社会人野球
台湾中学チームと交流ある恵庭リトルシニア 震災被害の義援金24万円を届ける
台北駐日経済文化代表処の札幌分処へ
中学硬式野球の恵庭リトルシニアのスタッフとメンバーが4月15日、今月3日に台湾東部の花蓮県を中心に起きた地震被害への義援金24万円を札幌市内の台北駐日経済文化代表処札幌分処へ届けた。義援金を受け取った粘信士処長は「お気持ちありがとうございます」と感謝の意を表した。
17年の対戦をきっかけに交流
同シニアと台湾の交流のきっかけは、渡辺匠監督(54)が2017年12月にリトルシニア北海道選抜の監督として訪れた際、対戦した桃園市立新明国民中学校の黄韋志監督との出会いから。翌年には同市四級野球協会の張滄彬顧問とも交流が生まれ、19年とコロナ禍を過ぎた23年に恵庭シニア単独で台湾北西部の桃園市で行われた「桃園ベースボールチャンピオンシップ」に招待され、選手同士の交流も生まれた。
渡辺監督は「大会では花蓮県の中学生とも対戦しており、私たち恵庭リトルシニアとしても何かできないか」とスタッフや父母会、さらに当時招待されていたOBにも声を掛け、義援金を集めたという。
23年12月に北海道選抜の一員として台湾・嘉義市を訪れた岩城輝雅内野手(恵明中3年)は、「早く復興から立ち直ってほしい」と、復興後に再び台湾を訪れることを楽しみにしていた。