札幌DF家泉怜依が移籍後初出場へ ルヴァン杯J3沼津戦(予想スタメン付き)
■4月16日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌はルヴァン杯2回戦のアウェーJ3沼津戦(17日午後7時キックオフ、静岡・愛鷹)に向け、ハーフコートの11対11などを行って現地へ向かった。中2日でホーム広島戦を控えており、大胆なターンオーバーが予想される中、新加入のDF家泉怜依(24)が札幌デビューすることが確実だ。ルヴァン杯も自身初出場となる守備の要が、リーグ戦出場への弾みにする。
背番号15「イエサマ」いざ出陣
サポーターから「家様」と呼ばれる背番号15に、いよいよ札幌での公式戦初出場が迫ってきた。11対11では主力組のセンターバック中央でプレー。「やっと試合ができるので、めちゃめちゃ楽しみですし、試合に絡めてない分、ここでアピールできたら。守備なので、まずは対人や空中戦の部分で負けないようにして、無失点で終えることが大事」。勝利に貢献し、リーグ戦でもポジション争いに名乗りを上げる。
ライバルはリーグ全8戦フル出場の岡村
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ポジション争いのライバルは、ここまでリーグ戦8試合フル出場のDF岡村大八(27)。「練習終わってジョグの時に『ここ、こうしたらいいよ』とか、自分から『あれ、どうすればいいですか』っていうのは聞いて、修正できていると思うので、全然大丈夫」。切磋琢磨しながら、ともにチームの勝利に力を注ぐ良好な関係を築いている。
いわきFC時代は好相性も沼津を警戒「前とは全然違う」
2022年に当時J3のいわきFCに入団し、いきなり優勝。沼津とはリーグ戦2連勝と相性が良かったが、昨季から元札幌の中山雅史監督(56)が指揮を執り、現在2位。ルヴァン杯初戦では、J2仙台を破って勢いに乗っている。「今年の沼津は、前にやった時とは全然違う。勢いがあるし、攻撃もパワー持ってる。守備も前からかけてくるので、その勢いをしっかりはじき返せるように。守備はしっかりやって、逆に自分の攻撃は相手が来るところを剥がして、自分たちが優位に進められたら」と鼻息は荒い。
一発勝負のトーナメント 最大120分も「やるしかない」
最大120分の出場も辞さない覚悟だ。いわきFC入団の年、チームが元陸上選手の秋本真吾さん(42)を「スプリントコーチ」として招聘。「スピードは速くなりましたし、試合で疲れにくくなった。走り方を変えて、体の使うところを意識して、スタミナが付いたし、筋肉がつらなくなった」。ルヴァン杯は今年からトーナメント戦になり90分で決着が付かない場合は、15分ハーフの延長戦、PK戦と一発勝負の大会に変貌。「最近は試合してなかったので、怖い部分はありますけど、引き分けだったら延長もあるので、やるしかない」。初戦をしかり勝ちきり、6年連続のプレーオフステージ進出へ王手をかける。