快投デビューの福島蓮に高級ずしをごちそうした郡司裕也 「これからエースとなっていくような選手には…」
■パ・リーグ4回戦 ソフトバンク4ー4日本ハム(4月17日、エスコンフィールド北海道)
高卒3年目右腕 堂々の5回4安打2失点
日本ハムの福島蓮投手(20)が17日、ソフトバンク戦(エスコンフィールド北海道)でプロ初先発し、5回4安打2失点と力投した。勝敗は付かなかったものの、今後の飛躍を予感させる1軍デビューを飾った。
オープン戦期間中に開催された「福島支配下おめでとうの鮨」
支配下登録された今年3月、すしをごちそうしたのがこの日「1番・三塁」で出場した郡司裕也捕手(26)だった。接点がほぼなかったという後輩右腕を誘った経緯とは―。
オープン戦期間中のこと。高級すし店にて、育成から支配下登録されたばかりの20歳、郡司、野村佑希内野手(23)というメンバーで「福島支配下おめでとうの鮨」と銘打たれた会が催された。
軽いノリで!?声をかけて実現
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それまでほとんど関わりがなかった福島を誘ったのは、その場の軽いノリだったという。最年長の郡司は「ジェイ(野村)とご飯に行くと言っていて、たまたま近くに支配下になったばかりの福島がいたので、一緒に行く?って。それまでは全然、接点ないです」と振り返る。
フルコースを注文 支払いはもちろん年長者
「福島は全然、食べないので、食べさせないと、という意味を込めて」すしのフルコースをオーダー。海の幸に舌鼓を打ち、楽しいひとときを過ごした。
「ジェイにおごるのは嫌ですけどね。あんな稼いでいるのに」と言いつつも、郡司が「年功序列の世界なので」と、お支払い。主役の福島より野村の方が食べるという誤算? もあったが、親交を深めた。
〝スーパーピッチャー〟には先行投資
3桁背番号から支配下を勝ち取った福島のことを、郡司は〝スーパーピッチャー〟と呼んでいる。「だって〝スーパーピッチャー〟じゃないですか。すごいですよ」と力説した。
「これからエースとなっていくような選手には〝先行投資〟しないと。あの時、郡司さんがすしに連れて行ってくれた、みたいなね」と冗談交じりに話した。チームメートにとっても、20歳右腕は期待の星だ。