１６日のソフトバンク戦でヒーローになった郡司は、しゃべりの天才だと思う。お立ち台ではオリックス時代から仲が良い山崎、伏見のバッテリーと一緒だったこともあり「目立つのはやめようと。今回は〝さちとら〟じゃないですか」と、ちょっぴり控えめ。試合後の囲み取材で、持ち前のトークをさく裂させた。

　プロ通算５本塁打のうち４本を早大ＯＢからマークしたことを振られると、慶大出身として「慶応たるもの遺伝子レベルで組み込まれている可能性が否定できないですね」。冗談めかして話し、大きな話題となった。

　記者もうらやむ秀逸なワードセンス。どうしていとも簡単に出てくるのか、本人に聞いてみた。「ああいうこと言っちゃうから…反省しています」と苦笑しつつ、「あの場ですよ。そりゃ。準備していないですよ」とアドリブであることを明かしてくれた。

　ちなみに休日だった１５日には散髪へ行き、サイドを大胆に刈り上げてイメチェンしたそう。「帽子をかぶったら、ほぼ坊主みたいに見えますよね。やっぱり夏に向けて、爽やかな男になっていきたいですから」。いつもウイットに富んだコメント、感謝しています。