沼津戦で2アシストの札幌MFスパチョーク タイから招待した少年2人に広島戦でいいところ見せる
■4月18日、札幌・白い恋人サッカー場
20日広島戦に向け練習
北海道コンサドーレ札幌は、午後から20日のホーム広島戦(14時キックオフ、札幌ドーム)へ向け約2時間練習した。17日のルヴァン杯2回戦沼津戦で先発出場したメンバーはリカバリーで調整。右足首痛の影響で3月30日の神戸戦以来の出場となったMFスパチョーク(25)は後半から45分間出場し2アシストを記録し勝利に貢献。この日は札幌がタイから招待し、アカデミーチームの練習に参加中のサッカー少年2人と交流した。
この日別メニューだったスパチョークはクラブハウス前で2人と一緒に写真に収まった。「2人はまだユースだし、視野が広がっていいと思ってる。今回選ばれていい経験を積んで、札幌のサッカーがどんな感じか、どう違いがあるか実感できていいと思う」と笑みを浮かべた。
後半から出場し、小林の2得点をアシスト
自身は復帰戦でいきなり鮮烈な印象を残した。1-1に追い付かれた直後の後半10分。左ウイングバックのMF原康介(18)からのパスを受けると、相手を1人交わしてMF小林祐希(31)の勝ち越しゴールを演出。さらに5分後、ドリブルで相手を引きつけ、今度は小林のダメ押しループをアシストした。「復帰したばかりの試合だったし、広島戦までの準備もする試合だった。45分しか時間がなかったけれども、勝利に貢献して達成できて良かったんじゃないかな」と納得の表情で振り返った。
16日に来日、17日から練習参加
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母国から来日した2人は、昨年12月に札幌とミズノがタイ・バンコクで開催した「CONSADOLE ATTACKER SERCH powered by MIZUNO」でタイ全土から集まったユース世代のエリート選手の中から選ばれた将来期待の星。16日に来日し、沼津戦の出発前にスパチョークと対面。17日からアカデミーの練習に参加している。
スラチャイ君「強度がかなり違う」、タナッキ君「ドキドキした」
185センチの長身FWスラチャイ君(17)は「いいチャンスをもらえて嬉しい。この3日間くらい練習を見てたら、やっぱり強度がかなり違う。この強度をタイに戻っても続けていきたい」。167センチのFWタナッキ君(16)は「ドキドキした。全てがタイとは違う。ここからどのように順応すればいいかを考えてます」。クラブにとっては「次世代のスタープレイヤーの発掘と、タイのサッカー少年たちに夢を与えるプロジェクトです。単発で終わらず今後も継続的に行っていきたい」と、サッカーを通じた交流に寄与したい構えだ。
帰国前にリーグ戦勝利を手土産として
22日に帰国する2人に「勝利」を手土産にする。沼津に出発する16日には「まだ痛みは残っているけど、コンディションを上げるためにも行った方がいい」と話していたスパチョーク。広島戦では「体力とか試合勘とか戻ってくるし、全然問題ない」。〝タイの至宝〟の呼び名に恥じないプレーを母国の後輩たちに見せつける。